新型MINIコンバーチブル速攻インプレ。思い悩むだけの価値がある
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:小林 俊樹
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シートと乗り手の相性がいいことも関係あると思うが、まず印象に残ったのは乗り心地が良好なことだった。クーパーSコンバーチブルの標準が17インチなのに対して、試乗車は18インチのダンロップ・SPORT MAXXを履いていたが、路面の当たりは角の取れたもので、よほど鋭い突起でも越えない限り、不快な衝撃を実感させられることはなかった。
かつてオープンボディというのは、限られた例外を除いてクローズドボディより歴然と剛性感が落ちるのが普通だった。けれど、昨今はそうではないクルマが増えているが、この3代目MINIコンバーチブルなども、まさにその典型ではないかと思う。
ボディの2/3近い部分がキャビンという開口部でありながら、上記のようによほど鋭い突起でも越えない限り、オープンで走っていてもタイヤの上下動によってボディがブルッと震えることはない。つまり通常は、ボディが緩い感触を実感することはまずない、ということだ。
と同時に、フルオープン走行時の風仕舞いのよさも印象的で、サイドウインドーを上げておけば、高速道路でクルージングスピードに達しても、被った帽子が飛びそうになる気配など皆無だった。しかも必要とあれば、トップの前半分だけを開けたサンルーフモードを選ぶこともできる。
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