アクセラが大幅改良。新採用1.5Lディーゼルの走りもチェック
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
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エンジンとトランスミッションに変更はない。ガソリン1.5Lの自然吸気エンジンは決して力強くはないが、悲しくなるほど非力でもない。多人数乗車の機会が多い人、高速道路を走行する機会が多い人にはオススメしないが、それ以外の人ならOK。剛性感のあるボディやGVCをはじめとする優れた挙動が相対的に安く手に入るという意味では魅力的だ。
ただし、本命は新たに加わった1.5Lディーゼル搭載車だ。「アクセラスポーツ 15XD Lパッケージ」(268万9200円)に試乗してそう思った。最大トルク27.5kgmを1600-2500rpmという低いゾーンで発揮するということは、飛ばす飛ばさないにかかわらず、乗りやすいことを意味する。
ターボディーゼルエンジンは力強さはあるが、構造上アクセル操作に対する反応遅れを完全には解消できない。マツダのディーゼルエンジンには、EGR(排気再循環。NOx低減のために排ガスを再度吸気に混ぜる仕組み)をきめ細かく制御(増減)することで、アクセルに対する反応を正確かつリニアにする「DE精密過給制御」が入っており、通常走行時に多いパーシャル加速時にもリニアな反応を見せる。GVC同様、これもドライバーがおおーっと驚くような違いではなく、少しだけ、けれど毎回気持ちよく感じる技術。こういうマニアックな制御にファンは歓喜する。というか歓喜する人々がマツダ車を買っている。
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