新型アルトに速攻試乗! 見た目はファニーに、中身は質実剛健な進化を遂げている
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
通常のオルタネーターに代えて発電効率に優れたISG(モーター機能付き発電機)を備え、減速エネルギーで発電してバッテリーに貯え、加速時にその電力を使ってモーターアシストするマイルドハイブリッドシステムを、スズキは早くから積極的にいくつかのモデルに採用してきた。一方、エネチャージ機構も減速エネルギーをバッテリーに貯えるが、その電力を加速には用いず、電装品に供給するにとどまる。
ISGを用いたマイルドハイブリッド機構があるとないとでは、同じノンターボエンジンでも、加速時の力強さがかなり異なる。現在ターボエンジンの軽自動車に乗る人でも、これならノンターボエンジンでも構わないと考える人が結構多いのではないか。ただしアシストは一時的なので、連続して負荷がかかる高速道路を多用する人には、アルトではなくターボエンジンを搭載する車種をオススメする。
燃費はマイルドハイブリッド機構のモデルが27.7km/L、エネチャージ機構のモデルが25.2km/L(いずれも2WD車・WLTCモード)。減速エネルギーを電力に変える機構をもたないライバルの「ダイハツ ミライース」(25.0km/L)を上回る。
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