新型アルトに速攻試乗! 見た目はファニーに、中身は質実剛健な進化を遂げている
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 90
幕張の街なかを走らせた。歴代アルトは乗用車のなかで最もベーシックな存在であり、新型の発表会でも鈴木俊宏社長は「下駄を極めていきたい」と述べた。なので乗り心地にはさほど期待せず走らせたところ、予想よりもずっとしっかりしていて驚いた。街なかを流すだけで、先代よりもしっかりしていることがわかる。
「環状骨格構造が効いているはずです」と、四輪ボディー設計部第一設計課の河田武志課長代理。左右ドア開口部、バックドア開口部、それに左右センターピラーとルーフとフロアを囲む部分の計4カ所を「環状構造」としてボディを補強する手法で、2代目ハスラーで初めて採り入れられた。
具体的には、段差など路面から入力を受けた際、ガチャンという直接的な衝撃ではなく、ドンという間接的でマイルドな衝撃として乗員に伝える。軽自動車にしては、ではあるが。
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