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努力で掴み取り、最後まで噛み合わなかった歯車。下田紗弥加の夢はまだ続く【D1GP最終戦レポート】

最後まで噛み合わない歯車

一夜明け行われた第10戦は、朝から小雨がアスファルトを濡らす。

路面のミューが落ちるので、ミッションへの負荷は減るはずだが、練習走行でもミッションの入りが悪く、さらに前日の同乗走行でフロントのスタビライザーを破損。前日の走りから修正を加えようとするも、点数が伸びる攻略法が見つからないまま本番を迎え、勢いに乗りきれない。

単走1本目。路面のグリップを確かめながらなんとか走りをまとめたが、得点は伸びず。路面の感触を掴んだ2本目は、各ドライバーが点数を伸ばしてくるので、次の2本目で決め切るしかない。

しかし無情にも、2本目スタート後の加速中、2速から3速のシフトアップでギアが弾かれてしまう。速度が上がらずセクター1で減点。下田選手の23年シーズンは、最後まで歯車が噛み合わずに終戦した。ミッショントラブルは、まるで今年を象徴するかのようだった。

「悔しいの一点ですよね。競技中は走るのがやっとだったし、前戦(オートポリス戦)から期間も短く『もうすぐお台場だ』っていう時間を楽しむ余裕もなかった。それが自分の中では凄くもったいなかった」

下田選手はレース後にそう話す。

「でも単走が終わって、お客さん目線で追走を見ていたら、初めてお台場でドリフトを見た時の『ドリフトって凄いな』という初心に戻ることができた。『ここでいつか走るぞ』が目標だったけれど、お台場の夜景をバックにナイターでドリフトするロケーションが、最高にドリフトがカッコよく見える時間帯。『今この瞬間を走りたい』って思った」

夜の帳が降りたお台場のナイタードリフトは、準決勝・決勝まで駒を進めた強者だけに与えられる特別な時間。下田選手のこれまでの最高位はベスト8。ナイターの中でドリフトをすることは、すなわち自身の殻を破ることを意味する。

「次はこのナイターを走るために、ここまで勝ち上がれるように頑張ろう」

>>10年思い続けた夢が叶う時..サヤカD1GP最終回‼︎【D1グランプリ お台場 TOKYODRIFT 下田紗弥加 ドリフト ドキュメンタリー 】

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