ルノー「カングー」マイナーチェンジで黒バンパーが消滅!? 値上げ＆モノグレード化で賛否噴出…新型の真価はどこにある？

ルノー 新型「カングー」

モノグレード化で「カングー」選びがシンプルに

ルノー・ジャポンは2025年7月24日、マイナーチェンジされたルノー「カングー」の販売を開始しました。

カングーは観音開きのバックドアや広大な荷室、そして愛らしいシルエットが「おしゃれで使いやすい」としてコアな人気を集めるマルチパーパスビークル。2002年の初代モデルの日本導入依頼、「ルドスパス」（遊びの空間）のニックネームで独自のファンコミュニティを形成しています。

今回のマイナーチェンジでは、これまで用意されていた「インテンス」や「クレアティフ」といったグレードが廃止。カタログモデルとしてはガソリンエンジンとディーゼルエンジンで各1機種のみという、シンプルなモノグレードとなりました。

マイナーチェンジ後のカングーのスペックと価格は以下のようになります。

●ルノー「カングー」（ガソリンモデル）
・エンジン：1.3L直列4気筒直噴ターボ
・最高出力：131ps（5000rpm）
・最大トルク：24.5kgm（1600rpm）
・ミッション：7AT
・燃費：15.0㎞/L（WLTCモード）
・価格：419万円（消費税込み）

●ルノー「カングー」（ディーゼルモデル）
・エンジン：1.5L直列4気筒ディーゼルターボ
・最高出力：116ps（3750rpm）
・最大トルク：27.5kgm（1750rpm）
・ミッション：7AT
・燃費：19.6㎞/L（WLTCモード）
・価格：439万円（消費税込み）

価格差ですが、マイナーチェンジ後はガソリン車でプラス24万円、ディーゼルで20万円となり、ネットでは「見た目は可愛いけど、値段で現実に引き戻される」という声も上がっています。

納期についてルノー・ジャポン販売店の関係者は、「エンジン形式やカラーによって幅がありますが、概ね1〜2ヶ月程度でお渡しできます。ジョンアグリュムのボディ色は人気のため、ガソリン、ディーゼル共に現在納期の見込みが立たない状況となっています」と、カングーの代名詞ともいえるシトラスイエロー系のジョンアグリュムの人気が、いまも衰えていないと答えてくれました。

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