充実アップデートの三菱アウトランダーPHEVは今もハンパなくお買い得
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
一方、実は一番ショックを受けたのが走りであり乗り心地。今回試乗した最上級のS エディションは前後サスペンションにビルシュタイン社製ショックアブソーバーを奢ってあるだけでなく、構造用接着剤を要所に使い、根本からブラッシュアップ。ところがこれが逆に低速一般道でのドタバタ、ゴツゴツ感が増す結果になっていて、小沢的には「全然S エディションじゃなくってもいいんじゃないの?」って出来になってます。その分ステアリングのネットリ感は増し、高速では確かに悪くないものの個人的にはS エディション、もう少し熟成が必要かもです。
かたや良かったのは上質な加速感。実は今回12kWhのリチウムイオン電池も82psの駆動用モーターも全く変わってないけど、制御を変えて今まで以上にEV走行ができるようになっていて、加速レスポンスや滑らかさがアップ。小沢的には、発電モーターまで駆動に使うプリウスPHVほどじゃないにしろ、とにかく発進からクルージングまで全域でスムーズなショックのない走りに再び感動。こりゃやっぱり疲れませんわ、ガソリン車に比べて。
加え、ブレーキは相変わらず剛性感はそれほどでもないけど、昔のハイブリッドによくあった空走感もなく、違和感なし。安心して走れるPHVって意味では、長く販売してきたことも含め、プリウスPHV以上の信頼性を持ってるのかもしれません。
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