N-WGNは見た目よし走ってよしの隙がほとんど見当たらない国民車だった
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 75
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 75
テスト日は、各地に甚大な被害をもたらした台風19号が首都圏を直撃するとされていた日の、ちょうど前日。そのため筆者もご多分に漏れずN-WGNでスーパーマーケットに立ち寄り、自宅に籠城するための飲料水や食料などを買い込んでN-WGNの荷室に載せた。
その際に感じたのは、荷室の床面を従来型より180mm低床化し、なおかつ荷室を上下に仕切るボードを設けた新型N-WGNの荷室は「やたらめったら使いやすいな!」ということだった。特に「2段ラック」は本当に使い勝手が良く、特許や実用新案などの関係で難しいのかもしれないが「これをニッポンの全小型車の標準装備にしてほしい!」とつくづく思った筆者であった。
安価な中間グレードであるL・Honda SENSINGであっても必要な装備はほぼほぼ標準で装着されており、標準装備に含まれるHonda SENSINGの渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、こけおどしではなく「ぜんぜん普通に使える!」という高レベルな出来。
そしてここまで繰り返し述べてきたとおりの良好なる走行性能と、まずまずハイセンスな全体のデザイン。さらに加えて言えば、テスト当日の実燃費は(燃費計によれば)20.6km/Lというなかなかのモノ。
……これはもう「強力な国民車候補」として推すほかない、なんとも隙が見当たらない優秀な実用小型車(軽自動車)であった。
全日本国民車評議会(通称:国民車会議)議長としての勝手な評価まとめは以下のとおりだ。
【 ホンダN-WGN L・Honda SENSING(2WD)=136万4000円 】
・車両価格:★★★★★(安い)
・気持ちよく走れる度:★★★★☆(ほぼ文句なし)
・燃費:★★★★☆(なかなか)
・積載性:★★★★☆(4名乗車でも良好)
・おしゃれ度(外観):★★★★☆(良好)
・おしゃれ度(内装):★★★★☆(良好)
・総合国民車度:★★★★☆
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