【デビュー10年目の底力】マツダ「CX-3」最新モデルにあらためて試乗。“小さな高級車”としての完成度はいまも健在なのか?
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 28
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 28
エンジンは1.8L 直4ディーゼルターボ。1130ps(95kW)/4000rpm、270Nm(27.5kgm)/1600–2600rpmを発生。
車重1370kgに対して十分な余力があり、中低速トルクで日常域が気持ちいいパワー特性です。
6ATは概ね素直ですが、強めのキックダウン後のつながりで“もう一段の洗練”を求めたくなる瞬間がごく稀にありました。パドルシフトの追い打ちで意図は合わせやすいです。
個人的にマツダ車で気になるのはボンネットフードの重さ。このクラスでアルミ化はコスト的に難しいにせよ、ここが軽くなると“人馬一体”の感覚はさらに研ぎ澄まされるはず。
とはいえ、ホイールベースはマツダ2と同じ2570mmながら、前後トレッドを+30/+40mmワイド化しており、キビキビ感は十分。
…となるとやっぱりMTで乗りたい。復活を期待したいところです。
燃費は今回744km走行で、満タン法18.6km/L、メーター表示18.4km/L。軽油の単価を加味すれば、レギュラーガソリン換算で実質21km/L相当の印象です。
試乗車の本体価格は343万4200円。小さな高級車として妥当なレンジで、これがCX-3の価格上限。ラインアップはガソリン「15Sツーリング」227万9200円〜と幅があり、好みのエンジン/装備/スタイルキットで選べます。
ネットではモデルチェンジや生産終了の噂も見かけますが、個人的にはこのデザインのまま進化してほしい。安全・環境要件への対応は十分可能に思えます。
“新しい・大きい=商品性アップ”は一理ありますが、“昔のクルマの良さ”という声も常にある。CX-3は作り続けることでその声に応える好例になれる一台です。
愚直なモノづくりの象徴としてCX-3のデザインには、魅力を放ち続ける力が備わっています。
(終わり)
(写真:小林 和久)
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