スズキ クロスビーは国民車目線でも単なる道具に納まらない実用小型車
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 6
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 6
まずカタチが良い。
クロスビーというと、ここ最近の自動車デザインのなかでは傑作と呼べるハスラーのイメージを踏襲しすぎたため、「間延びしたハスラー」「でぶハスラー」のような印象も個人的には強かった。
だがそういった既成概念を極力排除し、ハスラーは「なかったもの」としてフラットにクロスビーを眺めてみれば、これはやはりポップで素敵なデザインである。
そしてただポップなだけではない。かなり切り立ったAピラー(フロントウインドウのところの柱)を見ればわかるとおり、極力「四角」に近づけた実用的ボディ形状としているため、前述のとおり5ナンバーサイズ車としては小さめでありながら、車内は鬼のように広い。
や、「鬼のように」は大げさかもしれないが、十分以上の広さは有している。特に後席の足下スペースは「鬼」に近い。このぐらいのサイズ感であれば、ご夫婦+お子さん1人という現代のメインストリーム的ご家族は何かと重宝するだろう。
ただし4~5名のフル乗車となると(つまり前後スライド可能な後席をいちばん後ろまで下げ、そのうえで左右それぞれに人間が乗ってしまうと)荷室がかなり狭くなるので、4人家族以上がクロスビーでコストコに行くのは少々キツいかもしれない。
……が、それも筆者の思い込みに過ぎなかった。調査の結果、クロスビーは「4人家族であってもコストコに行ける車」であることがわかった。
というのは、16cmほどスライドできる後席をいちばん後ろまで下げると確かに荷室は激狭になるが、逆にいちばん前までスライドさせれば「まずまずの広さを持つ荷室」は誕生する。具体的には、その際の荷室床面長は525mmである。
問題は「後席をいちばん前までスライドさせても人が快適に座れるのか?」ということだが、それがまあまあ快適なのである。
身長175cmの筆者が運転席で適切なドラポジを設定したうえで、後席右側をいちばん前までスライドさせて座ってみても、前席背もたれと筆者のヒザの間にはコブシ0.8個分の空間がある。快適というほどではないが「まあまあ余裕」とは言えるニュアンスだ。そして身長160cmの小学6年生ぐらいであれば「超余裕!」となるはず。
ゆえに、4人家族でもコストコに行けるのだ(買う量が多いとちょっとキツいかもしれないが)。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん?
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!