8年ぶりのFMC、ボルボの新型XC60に初乗り。日本デビューは秋か?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ボルボ・カー・ジャパン
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先進安全・運転支援装備についても、ボルボらしく更に充実。新たに3つの機能が追加されている。自動ブレーキシステムのシティセーフティに追加された“ステアリング・アシスト機能”は、50~100km/hの間で自動ブレーキだけでは衝突を避けきれない時、内輪にブレーキをかけて車両の向きを変え、更には操舵による回避を促す。
そして“オンカミング・レーン・ミティゲーション(正面衝突回避支援機能)”は、60~140km/hの速度域で対向車線へのはみ出しを検知するとドライバーに警告し、操舵アシストで車両を元の車線に引き戻す。更にBLIS(ブラインド・スポット・インフォメーション・システム)にも、車線変更しようとした際に、死角に他車の存在があると警告を発し、操舵により元の車線へと引き戻す機能が追加された。
S90/V90と同じく、130km/hまでの速度域で速度、前走車との車間、そして車線を維持して半自動運転を可能にするパイロットアシストも用意される。但し、起動中はステアリングにいかにも制御されているという感覚が強く伝わり、それが時にドライバーの意思とぶつかることもあった。機能の向上だけでなく、日常的に使いたくなるぐらいに制御にも一層の洗練を期待したいところだ。
最近、周囲のクルマ好きの友人、知人達から「ボルボが本当にカッコ良くなったね」と言われる機会が増えている。XC90から始まったデザイン変革は、瞬く間に受け入れられたようだ。その雰囲気を継承しつつ、見た目も価格ももう少し身近で、しかも走りの質にも安全性にも更に磨きがかかった新型XC60のアピール度は、相当に高い。あるいは先代以上のヒットになる可能性は十分にある。
気になるのは販売時期だが、おそらく秋頃にはその姿を間近で見ることができるのではないだろうか。もうしばらくの辛抱だ。
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