おすすめグレードは? ロードスター試乗・後編
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之、マツダ
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:菊池 貴之、マツダ
中編から続く…
さてそうしたハンドリングを手に入れたロードスターだが、その乗り味・走り味は一口では語り切れないものがある。特にNC型の場合、伝統のソフトトップに加え、RHT(リトラクタブル・ハードトップ)が存在するためボディ形状は2つとなる。さらにそれぞれにRSと廉価版のSという2つのグレードがあり、RHTにはVSという豪華版、ソフトトップにはNR-Aという本格派向けのグレードがあるため都合6つの仕様が存在し、それぞれきめ細やかな仕様の違いがあるからだ。
そうした中で大別を行えば、まず走りに関してはソフトトップの方がスポーツ性が高く、RHTはコンフォート性能が重視される。RSとVSでは、当然RSが走り重視で、VSが感触重視。ならばRHTのRSはどんなキャラか? と思えるが、豊かな感触と乗り味を備えた上にスポーティで、普段乗りからイイ物感が強い。一方ソフトトップのRSは、まさにピュアなスポーツ性を感じさせてくれる。ちなみにRパッケージはレカロとBBSが装備上の大きな違いだが、これにより通常のRSとは走りの感触がわずかに異なっており、最も硬派なピュア・スポーツカーの味わいが生まれている。
僕のおすすめは走りを存分に味わい尽くしたいならRSのRパッケージ。そして普段乗りの良さを求め、なおかつMTを厭わないならRHTのRS。もちろん普段のアシとして2シーターオープンを、というならRHTのVSが良いだろう。
特にRHTは今回、ソフトトップとのキャラ分けが明確になった。フロントのクロスメンバーへの発泡ウレタン充填やNo2クロスメンバーへの補強材追加、フロントルーフへの制振材追加によりコンフォート性能が大きく向上した。そしてこれの副次的効果で、走らせた時の感触も確実にソフトトップよりもマイルドで心地良いものを手に入れたわけだ。
そうした部分から見ると、今回のフェイスリフトでロードスターの世界はより広がりを見せたのだといえる。これまで伝統的に培ってきた人馬一体は、RSのRパッケージで究極的に磨き込まれた。一方で日常域でのロードスターの楽しさ気持ち良さをRHTで存分に堪能できる、という図式である。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日産に必要なのは「シーマ復活」!! 高級セダン需要は死なず 憧れのブランドを取り戻せ
「サビを落とせば新たな野望が!」潮風に当たったエイプをメンテ&カスタム!━━2【プロカメラマンの作業記録】
JAF、自動車税制改正に関して声明…ガソリン暫定税率廃止に向けた協議を評価
ヒョンデが東京オートサロン2025でスモールEV「インスター」を日本初公開! ドリキン土屋圭市監修のNパフォーマンスパーツのお披露目と屋外ドリフト走行も披露
【メリークリスマス!🎅】ポルシェ マカンにクリスマス仕様のホイールトリムを装着 動画でステアリングホイールがスノードームになる様子を紹介!
Moduloが「THANKS DAY 2025」を開催! 土屋圭市氏や中嶋悟監督らも登場! 2月24日にもてぎで
名車『86』の歴史を体感、試乗もできる「86フェス」富士スピードウェイで開催へ…2025年2月
サウジアラビアでの過酷な挑戦! TOYOTA GAZOO Racing、最も困難なルートが予想される「ダカールラリー2025」に挑む
【中国】レクサス新型「ES」に反響多数! 6年ぶりマイナーチェンジの新型「FF最大・最上級セダン」に「日本はこのまま消えちゃう?」の不安の声も? スタイリッシュさ増した新モデルに“熱視線”集まる
TCR南米のホンダ系強豪が2025年に向けピケJr.を起用。FL5シビックRはモデル・オブ・ザ・イヤーに輝く
ドライバー不足、路線廃止、自動運転! 崖っぷち「バス業界」は本当に変われるのか? 2024年を総括する
伊藤忠エネクス・ウィーカーズ、外国人整備士採用で人材紹介会社と提携
【なにかと話題】クルマ好きをざわつかせるマツダ「CX-80」のベストバイグレードは?ニーズ別に考察した結果はこれだ!
ダイハツ「ミラ イース GR SPORT コンセプト」公開! ターボ×MT、オリジナルエアロの痛快ホットハッチ【TAS25】
【ホンダ同門対決】維持費とリセールで勝る N-BOX、走りと使い勝手でリードするフィット、幸せになれるのはどっち?
【売り切れ必至か】受注生産モデル、マツダ「ロードスター 35周年記念車」予約受付開始
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!