大きく変わった「ホンダ フィット」、ガソリンよりハイブリッドを推す理由とは?
2020/03/05 07:00 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 176
2020/03/05 07:00 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 176
昨秋の東京モーターショーで披露された新型ホンダ「フィット」にようやく試乗することができた。当初は東京モーターショーで発表、発売の予定だったが、直前に電子パーキングブレーキの不具合が見つかり、パーツを変更し、設計を修正したため、年をまたいでこの2月に発売となった。だから「ようやく」なのだ。発表前、テストコースで最終プロトタイプに乗る機会があり、よい出来であることはわかっていた。それをやっとユーザーやファンとも共有できるという意味でも「ようやく」である。
まずもって見た目が大きく変わった。ボディサイドに稲妻のようなキャラクターラインを入れるなど、明らかに二の線を目指した3代目とは打って変わって、新型はヘッドランプに”表情”を感じるファニー系のフロントマスクに細いAピラー、丸っこいシルエットと脱力系。シャープなラインが見当たらない。膨らんだハコフグにも見える。開発陣が共有していたイメージは柴犬だそうだが、いずれにしてもシンプルなデザインだ。
同じような世界がインテリアにも広がっている。細いAピラーと水平なダッシュボードが可能としたワイドでスクエアな視界はフィットの全車に標準装備の大きな価値だ。広くスクエアな視野角のおかげで、眼前に広がる風景がどうあれ、見て気持ち良い。爽快。3割増しの景色になる。安全運転にもつながる。もちろん、Aピラーは衝突安全性を犠牲にした上での細さではなく、サイドウインドウに接する2番目のピラーに強度を持たせてある。例えば前面衝突時の応力はこの太いピラーに伝わるような構造となっている。
良好な視界に貢献する水平ダッシュボード(ドライバーの目線からはステアリングホイールの上端もダッシュボードに飛び出ることなくスクエアな視界を邪魔しない)の下に広がるインパネも、きわめてシンプルなデザインで好ましい。中央(正確にはやや助手席寄り)のモニター、その下のエアコン系3連ダイヤルスイッチ、そのまた下に小物置きとシフトレバー、ステアリングホイールの奥には液晶メーターが備わる。高輝度液晶を用いることで、陽射しを遮るカウルを不要とした。
シフトレバーの手前、左右前席の間にたいてい備わるセンターコンソールボックスがない。あるのは平べったい”置き場”のみ。ここにバッグなりなんなり好きに置いてくれということだ。細々した荷物の多い女性にはうれしいのではないだろうか。私もおじさんにしては細々とした荷物が多いほうなのでありがたかった。助手席の座面にバッグを置くのとでは、取り出したい荷物へのたどり着きやすさが段違い。助手席に置くよりも安定感があるので、減速時にバッグが倒れ、中身をフロアにぶちまけることもないだろう。望めばオプションでボックスを取り付けることもできる。
ヤリスクロス アルファード アクア ヴェゼル ルーミー……みなさんの見識に脱帽です! 売れてるクルマのベストグレード
9歳女児はなぜ「車外放出」されたのか? フェラーリとスズキ・ワゴンR事故 原因を取材 広島・福山市
サインツJr.が波乱のレースを制しF1初優勝! ペレスは最後尾から2位。ハミルトン母国で3位掴む|F1第10戦イギリスGP
F1イギリスGP決勝速報:カルロス・サインツJr.、歓喜のF1初優勝! 角田裕毅は14位
なにげないドアの開閉が大迷惑! 車中泊キャンパーがやってはいけないNG行為5選
大人気ジムニー改良!! え…多くの納車待ちの人は…どうするの…?
【詳細データテスト】シボレー・コルベット ミドシップ化で磨いた走り 高い実用性 唯一無二の存在感
上下逆さまの大クラッシュも、周冠宇に骨折など大きな怪我はなし。赤旗中には侵入者も
「突っ込みどころ満載」が秘策? 名車エスティマHVで実感! CMで売れた車と販売現場で感じた絶大な影響
R32、R34GT-R暴騰の影でR35GT-Rの最安値500万円台! はたして買っても大丈夫?
F1イギリスGP、スタート直後に周冠宇が真っ逆さまになる大クラッシュ発生で赤旗。周には意識ありとチーム発表
スズキ・ジムニーとシエラはいまだに長期納車待ち! 悩めるオーナー予備軍に両車の魅力をあらためて解説
「シビック e:HEV」発売 価格は394万200円 販売計画台数月販300台
発表は10月、1000万円超えでも買う価値あり! 次期「BMW M2」はM3/M4譲りのシャシーや新ATで走りを大きく洗練させた
ホンダ、新型SUV「ZR-V」のティザーを予告。気になるボディサイズは?
国産ミニバンが苦手ならコレ! おしゃれMPV「シトロエン ベルランゴ」を詳しく解説
フォレスター「STI Sport」追加! この夏のマイチェンに合わせた新グレード
赤のくまどりにレーザーライトの目立ちまくりレーサー「M4CSL」にくぎ付け! 世界1000台、日本向けも瞬殺必至
愚直なまでに”マツダらしさ”を追い求めたCX-60。SUVでも”人馬一体“と”美“は表現できるのか
最新ゴルフ風デザインに変化! フォルクスワーゲン「ポロ」改良版発売
フリード改良&特別仕様車追加! シートヒーター標準装備など快適度アップ