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新型ディスカバリーで初体験レベルの悪路を走破。快適性や使い勝手も十分

日本仕様のエンジンは2種類を設定

全長4970mm、全幅2073mm(ミラー格納時)、全高1888mmと、先代に引き続き大きなクルマだ。エアサスによって車高を上げ下げでき、オフロードモードにすれば最低地上高は284mmとなる。最大渡河水深はレンジローバーに並ぶ900mm! 悪路走行時に重要なアプローチアングル(34度)、デパーチャーアングル(30度)、ランプブレイクオーバーアングル(27.5度)も十分で、4ドア車としては最も悪路走行に適したディメンションといっていい。

試乗したのはアメリカのユタとアリゾナの州境にあるグレンキャニオン国立公園一帯。グランドキャニオンのあたりと似た印象の大自然だ。オンロードのみならずオフロードも用意されていた。とてつもない悪路走破性をお伝えする前に、まずオンロードの印象から。

日本仕様には3リッターV6スーパーチャージャー・ガソリン(Si6)と3リッターV6ターボ・ディーゼル(Td6)の2種類のエンジンが設定され、どちらも試乗することができた。ちなみに海外にはこれらに加え、2リッター4気筒ターボのディーゼルエンジンの馬力違いが2種類設定される。

ガソリンエンジンは、先代ディスコをはじめ、ジャガー・ランドローバー各モデルに幅広く採用されていて実績十分だ。相変わらず静かで、スムーズで、力強い。効率自体は低くないはずだが、2トン超えの車体と組み合わせると燃費面は期待できない。

ディーゼルエンジンは2016年末にレンジローバーとレンジスポーツの日本仕様にも設定されたもの。最大トルク600Nmを誇るだけあって、2トン超えだろうがなんだろうが、アクセルを踏めばグイグイと加速する。4気筒ディーゼルよりも緻密に回り、振動は少ない。加えて非常に静か。高速巡航時はガソリンエンジンよりも確実に静かだった。ガソリン、ディーゼルともに8速ATとの組み合わせ。

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