都会派SUVの象徴「ハリアー」がまさかの存続危機! マイチェン後倒しや北米不振の背景を解説
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 62
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:小林 俊樹、トヨタ自動車 62
また、前出の業界関係者は「次期ハリアーは大きく生まれ変わる可能性が高い」と予想します。
「おそらく、次のマイナーチェンジでは、内外装のデザインのリフレッシュや先進安全運転支援システムのアップデートがメインになると思います。現行モデルで賛否両論のあったリアウィンカーの位置については、見直しが入る可能性が高そうです。
一方、2026年前後になると見られるフルモデルチェンジの際には、BEV専用モデルとなるなど、コンセプトが大幅に変更されると見ています。場合によっては、ハリアーというモデル自体が消滅する可能性も否定できません。
その最大の根拠は、トヨタが満を持して送り込む新型クラウンシリーズの第4弾である『クラウン エステート』と、ハリアーの性格が非常に似通っていることにあります。
実際、北米ではクラウン エステート(北米での名称は『クラウン シグニア』)の発売にともない、ヴェンザの販売が停止されるというウワサがあります。
クラウン エステートが発売されれば、日本でも両車が競合することは避けられません。
トヨタとしては、日本で高いブランド力のあるハリアーを残したいと思うはずですが、残念ながら、日本市場のためだけに次期ハリアーを開発するとは思えません。
そうなると、クラウン エステートとは競合しないようなモデルへと生まれ変わるか、最悪の場合、次期モデルが登場しないということも考えられます」
レクサスブランドが日本上陸を果たした際、ハリアーと多くの部分を共有するレクサス「RX」との競合を避けるために、人気モデルであったにもかかわらず、生産終了が発表されました。
ただ、その生産終了を惜しむ声が販売店に相次いだ結果、ある販売会社が中心となってハリアーの存続を求める署名活動がおこなわれ、その後、RXとは異なるモデルとして新たなハリアーが登場したという経緯があります。
それだけの根強い人気があるモデルだけに、トヨタがその名を簡単に消滅させるとは考えにくいのも事実です。しかし、クラウン エステートもまた、トヨタにとっては非常に重要なモデルであることは言うまでもありません。
そのため、次期ハリアーには、やはりなんらかの大きな変化があると考えるのが妥当なようです。
<おわり>
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