トゥインゴに171万円の入門グレードが登場。5速MTの走りを試した
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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ルノー・トゥインゴにエントリーグレード「ゼン」(「禅」からきている)が追加された。5速MTと6速EDC(エフィシエント デュアル クラッチ)があり、今回はMT仕様を試乗した。
トゥインゴは現在3世代目。コンパクトボディに最大限の室内空間を確保するのが初代と2代目に共通するコンセプトだったが、現行型はメルセデス・ベンツのスマート・フォーフォーのベース車両としても使われるという大人の(といってもルノーにとってはきっと名誉な)事情があったため、現代のクルマ、それもコンパクトカーとしては非常に珍しいRR(リアエンジン・リアドライブ)レイアウトが採用された。
本来、ラゲッジスペースとなるべき後席背後の下半分がエンジンで埋まり、かといってフロントには補機類が詰まっていてラゲッジスペースがあるわけではないので、荷室容量は初代、2代目ほどではなくなった。その代わりRRならではの特徴的な身のこなしを手に入れた。広いことを実用性というなら実用性は一歩後退したが、操る楽しさや持つ喜びの面では先代までを上回ると思う。
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