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カングーに加わった1.2Lターボ+DCTに試乗。新しい走りと不変の魅力

新モデルは1.2Lターボ+6段DCT

現在の日本で最もポピュラーなルノーというと、カングーではないだろうか。5ナンバーサイズの背の高い5ドアボディを持つ多用途車として初代がデビューしたのは1997年暮れのこと。その初代は2002 年から日本に正規導入されて高い人気を得たが、2007年12月にぐっと大柄なボディを持つ2代目にモデルチェンジ、それが2009年に正規導入されてからも人気は依然として続いていて、日本での累計販売台数は2万台に達するという。

その2代目カングーのラインナップに新たなモデルが加わり、日本でも発売された。新モデルといっても外観や内装の変化は一切なし、変更の主眼はメカニズム、それもエンジンとトランスミッションに集中しているといえる。まずエンジンは、これまでの1.6リッター4気筒NAに加えて、1.2リッター4気筒ターボが追加され、これがメインになる。

トランスミッションも大幅に進化した。これまでのトルコン式4段ATに代わるべく、EDC=エフィシエント デュアル クラッチの名を与えられたゲトラグ製6段DCTが登場、これが2ペダル仕様カングーのメイン変速機になる。その他に3ペダルの6段MTも用意され、さらに従来からの4段ATも継続する。

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