ザ・ビートル カブリオレ、米国で速攻試乗!
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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ドイツで2011年の秋から発売されている2世代目のザ・ビートル・セダンにオープンモデルのカブリオレが追加され、ロスアンジェルス近郊で試乗する機会を得た。
クローズドモデルの場合もそうだったが「レトロ2世」に対する世間の目は疑心暗鬼だった。それはどこまでレトロ(つまり極端にいえば古さ)を続けることが出来るのかというデザイン上の問題であった。VWチーフデザイナーのクラウス・ビショッフは「決して振り返らない、前へ進むと言う精神で造形している。」と語る。
実を言えば初代のアイデアは前後対称、つまり前にも後へも動く電気自動車を考えたデザインだった。それゆえにドライバーがホイールベースの中心近くに座らされていたのである。それを2世代目ではFFレイアウトで進行方向を決め、キャビンを後退させることによってサイドビューをよりダイナミックに見せると同時に、ドライビング・ポジションを改善していることが"前進"であったと主張しているわけだ。
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