WRX STI tSに試乗! イメージが変わる走り
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
2010年からスタートしたtSシリーズはもちろん、その前身であるtuned by STIもそうだが、これらはシャシー・チューニングと内外装に手が入るモデルだった。しかし今回のWRX STI tSでは、なんとボディパネルに手が入れられている。と記すとフェンダーでも余計に膨らんだのかと思いがちだが、形状自体はノーマルと変わらず。そう、ルーフがノーマルのスチールからカーボンへと素材置換されている点が最大のトピックといえる。
スチールからカーボンに変更となったことで、同等の強度を得ながらも軽量となったことは間違いない。しかし剛性に関してはむしろ下がっている、と記したら衝撃的だろうか? というのも実はスチールとカーボンのルーフでは取り付け方法が異なるからだ。スチールのルーフは溶接で取り付けられるのに対し、カーボンのルーフは接着式となる。このため走行時に入力があると、溶接部分よりも接着部分は自由度を持つ。このため入力を“いなす”効果が生まれるわけだ。
これは例えばひとつの車種でクーペ/オープンの両方のボディを持つクルマでも同様の話。クーペよりもむしろオープンとなってボディ開口部が大きくなり入力が減衰する方が乗り味がよく感じる。もっともtSの場合はどちらも屋根付きでの話だが、理屈としては同じだ。おっともちろん、安全性に関してはスチールもカーボンも同じなので誤解なきよう。
ただし実際の走り味に関しては、カーボンだからこう違う、という部分があるわけでもない。というか当然だがtSはルーフだけでなく、サスペンション等もノーマルとは異なっているため、ひとつの部分がこんな具合に効果している、というよりは変更点全体の融合によって走り味に変化が生まれているからだ。もちろんその変化に対して、カーボンルーフが効果を発揮していることは間違いないわけだが。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦
GW明けだけど渋滞あり! 中央道の東京区間で交通規制 NEXCO中日本が迂回呼び掛け
「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
プラモ作りにデコチャリからデコトラ運転手という王道コース! 一時落ち着くもSNSを通じてデコトラ熱が再燃したアラフィフの日常
“63”だからこそ得られる快感──新型メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC+クーペ試乗記
MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化
[VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功
右折待ちで「お先にどうぞ」 大型が譲ってくれるワケ 単なる優しさだけにあらず
ドライブすると「ついケンカ」になる人は要注意! 無自覚なままドライバーを不快に!? 「イラっ!」とさせる「助手席の言動」とは
ノリスのF1初優勝、大先輩アロンソも賞賛「良い子だし才能がある。彼のことはよく知っているんだ」2018年デイトナでは共闘
7月にワールドプレミア!ランドローバーがハイパフォーマンス仕様「ディフェンダー・オクタ」のテスト動画を公開
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目