プジョー新型3008に海外試乗。個性派SUVのプレミアム化が進んだ
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
デザインと質感への挑戦はインテリアでも行われている。挑戦という意味ではエクステリア以上にアグレッシブなのがインテリアと言ってもいい。ドライバーを囲むクーペライクなコックピット感とセンターコンソールのトグルスイッチは先代から継承しているが、各部の質感は比べものにならないほど向上。大物から小物にいたるすべてのパーツの成形、表面処理、触感、組み付け精度、シートのステッチ処理など、どこをとっても抜かりはない。プジョー、シトロエン、DSという3ブランドからなるPSAグループ内では、DSのフラッグシップである「DS5」の次にプレミアムなインテリアであり、ライバル車との比較においても文句なしにトップを走っている。
見た目だけでなく、居心地もいい。シートの座り心地は疲れ知らず。後席スペースも十分で、大人4人がラクに乗り込める。100L増えて591Lとなった荷室を使えば、ファミリーカーとしてキャンプにも出かけられる。SUVがここまで人気を呼んだ背景には「見た目のカッコよさと優れたユーティリティの高いレベルでの両立」という背景がある。そういう意味で、3008はまさにSUVの美味しさを存分に味わえる一台と言える。
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