コブラ入門モデル試乗 まさに4輪のハーレー!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
能書きが長くなった。まずは実車チェックといこう。ボディサイズは、全長3860×全幅1753×全高1220mmと短く、低く、そこそこ幅広い。が、実車の迫力は全長5m×全幅2m! って感じ。街で走ったら誰もが驚くこと請け合いだ。
ボディは最新技術による角パイプフレーム+FRPでオリジナルのような丸パイプフレーム構造ではない。といってもキャロル・シェルビーが正式に認めた南アのスーパーフォーマンス社製で、そもそもオリジナルの丸パイプのは“とりかご”、つまりバードケージ形状でメンテナンス性も悪く、こちらのが実用的。
さらにエンジンはフォードモータースポーツの6リッター(試乗車は5.7リッター)V8・OHVで、最新設計かと思いきや、田邊さん曰く「当時の設計を使って、日本のAMADA(工作機械メーカー)で作り直したモノ。精度が上がって、コンプレッションも上がってるから当時よりいいよ」とのこと。
ついでに5速MTもフォードモータースポーツ製で、ファイナルギアはヒューランド製。最新マスタングのエンジン&ミッションを適当に借りてきたなんてことはなく、燃料噴射にしてもクラシックなホーリー社製の4バレルキャブレターなのだ。
一方、デザイン的には「厳密にはオリジナルと全く同じではない」そうだが、それはオリジナルも売ってる田邊社長だから言いたくなることで素人目にはわからない。厳密にはフェンダーの張り出し方、ノーズの長さ、インパネのディテールが変わってるそうだが、メーターはスミス、スイッチはルーカス、特にスピード計は反時計回りで、シフトもオリジナル同様のナナメ出し。よっぽどこだわる人でない限りは、これで全く問題ナシでしょう。
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