コブラ待望のAT仕様に乗った。身体中が熱く…
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
英国らしいどんよりとした曇り空に轟き渡ったエクゾーストノートは、きっと天国のキャロル・シェルビーにまで届いていたにちがいない。
2012年5月、F1経験やル・マン24時間レース優勝経験もあるレーシングドライバーであり、のちに伝説的スポーツカー、ACコブラの生みの親となったキャロル・シェルビーが89歳で永眠した。その直後の6月に開催された、クラシックカーやレーシングカーの聖地と呼ばれる英国の伝統的祭典、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、シェルビーへ哀悼の意を表す参加者を多く見かけた。
そしてその日、私は正真正銘オリジナルの1964年製コブラが走る姿を初めて目撃し、しばらく我を忘れて目で追った。鳥肌が立ち、あまりの感動にカメラを構えることもできず、ただただコースを疾走する姿を焼き付け、爆音をしっかりと心に吸い込んだのだった。
私がこれほど動揺したのには理由がある。シェルビー自身が1963年から製作を始めたオリジナルのコブラは、世界にたった947台。現存するのは何台あるのかわからないが、とても稀少なことは間違いなく、この目で走る姿を見るなんて夢のまた夢だと思っていたからだ。フェラーリなどの強者たちを相手に熾烈な闘いを繰り広げ、1964年にル・マン優勝、1965年にはGTのワールドチャンピオンとなったコブラ。その勇姿は今、伝説となって輝き続けている。
ただし、コブラの血統が途絶えてしまったわけではない。実は1998年に、シェルビーはCSX4000シリーズとしてコブラの再生産を始めた。現在もその流れを継ぐモデルの生産が行われ、ある情熱的な人物によって、日本にも数多くのコブラが正規輸入されてきたのである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ホンダ「新型軽バン」登場! まさかの“2シータータンデム仕様”に「真っ黒テールゲート」採用!? 斬新すぎる「カラバリ」に反響大
「Honda E-Clutch」の対抗馬登場!? BMW Motorradがオートメイテッド・シフト・アシスタントを発表! 自動化されたクラッチとギアシフトにより新しいライディング体験を実現
三菱ふそうがトルコで『eキャンター』新型を販売開始へ
三菱自動車が欧州市場向けコンパクトSUV「ASX」を大幅改良。販売は本年6月より開始
2024年4月の外国メーカー車販売、11.3%減で4カ月連続の前年割れ 輸送遅延の影響も
【ガチンコ勝負】ミッドサイズスポーツカーの対決!「アウディ RS5 クーペ」対「BMW M4クーペ」AT対MT、AWD対RWD その勝者は?
六甲アイランド~神戸山手線を直結 阪神高速「5号湾岸線 湊川延伸」が工事進行中! 橋脚ニョキニョキ! 夢の「神戸中心街スルー」どこまで完成した?
日野自動車がジャパントラックショー2024に出展へ…BEVやFCV
アウディ陣営移籍ヒュルケンベルグ、ハースF1離脱は「簡単な決断じゃなかった」小松礼雄代表が引き留め交渉も
生産終了から7年 いまでも人気の絶版“原付モンキー”を米国で発見 38年前の“日本にない特別なホンダ・モンキー”とは
日産モータースポーツ&カスタマイズはZでスーパー耐久のST-Qクラスに出場
県ごとにわかれていたディーラーが同一経営に! ホンダが直資系販売店を統合する狙いとは?
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介