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新車販売は前年割れ。軽のマイナスが響く【マーケット概況・6月】

新車販売は前年割れ。軽のマイナスが響く

2019年上期(1-6月)を締めくくる6月の新車販売。過去2ヶ月が前年比プラスと好調だったため盛り上がりが期待されたが、蓋を開けてみると前年比0.7%減と微減であるものの、前年を割り込んだ。

登録乗用車は、前年比1.8%減の24万8056台で、3ヶ月ぶりのマイナスとなった。「トヨタ プリウス」や「トヨタ RAV4」など改良や新型投入の恩恵を受けた普通乗用車(3ナンバー車)は1.4%増と3ヶ月連続のプラスとなった一方、小型乗用車(5ナンバー車)は5.5%減と伸び悩み、7ヶ月連続で前年実績を下回った。

軽乗用車は、前年比3.2%減の11万8918台で3ヶ月ぶりのマイナスとなった「ホンダ N-BOX」や「日産 デイズ」といった新型投入からまもないトールワゴン系モデルは概ね好調だが、スズキの完成検査問題の影響で、「スペーシア」や「ワゴンR」「アルト」「ハスラー」など、スズキの人気モデルが軒並み台数を減らしたことが響いた。

なお、2019年上期の累計では、新車全体は前年同期比0.8%増の275万3419台と、わずかながら前年超えを達成。登録車は0.2%増の173万5348台、軽自動車は1.8%増の101万8071台となった。

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