レクサスの誇る“美形”V8クーペ「LC500」が主戦場の米でハイブリッド終了、V8一本になる本当の理由とは？

LC500h「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

華やかさとは裏腹に販売台数は低空飛行

LCは、スタイリッシュな外観や上質な内装、V8エンジンによる力強いサウンドなどが特徴ですが、発売以来、市場で大きな存在感を示すには至っていないのが現状です。

2025年前半までの累計販売台数は約1万4000台にとどまっており、車両サイクルの観点からもモデルの継続が難しくなっている可能性があります。

販売データによると、2024年の米国におけるLCの販売台数は1464台で、前年の1761台から減少しています。

年間販売台数はデビュー以来、おおむね1500台前後で推移しており、2021年のみ例外的に2782台を記録しています。

特にハイブリッドモデルに関しては、累計販売台数が248台と非常に少なく、2024年の販売台数はわずか7台にとどまりました。

こうした実績を踏まえると、今回のハイブリッド終了は自然な流れとも受け取れます。