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2代目パナメーラにドイツで速攻試乗。スタイルも走りも“4ドア911”

まるで“4ドア911”のように

すでにプロトタイプの開発同行記をお届けしたポルシェのラグジュアリー4ドア・スポーツカー、パナメーラの量産市販モデルの試乗会に参加した。ミュンヘン空港の第一と第二ターミナルの間に特設されたパビリオンでのプレスカンファレンスを終えた後に、そこに並んだ多くのギャラリーの視線を感じながら出発するという、自分がセレブになったようで何だか気恥ずかしい状況のイベントであった。

パナメーラ・シリーズを担当するDr.ゲルノート・デルナー(Gernot Doellner)はニュー・パナメーラの使命は「デザイン」「快適性向上」、そして「パワートレーンの進化」と説明する。

それではデザインに関する報告から始めよう。エクステリアでは、一体感の無かった取って付けたようなヘッドライト、もさっとしたフロント・エンド、さらに3ボックスと2ボックスを決めかねたような、もっこりしたリア・クオーターなど、決してスタイリッシュとは言えなかった先代のデザインが、ニューモデルではとくにサイドビューがまるで“4ドア911”のようにスッキリしている。Cピラーのキックが無くなったのが効いているようだ。

この伸びやかになったプロフィールのために、一見すると長くなったようだが、新旧の差は僅か34mm、すなわち全長は5049mmである。この原因は2920mmから30mm延長されたホイールベースにある。正確には前輪位置が前方へ移動し、フロントのオーバーハングが短くなっている。全高は5~9mmほど高く、全幅は6mmワイドに、それぞれ僅かに変わっているに過ぎない。またLEDヘッドライトは特徴的な4ポイント・デイドライビング・ライトが存在感を放っている。

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