【25年最大の謎】三菱の象徴「パジェロ」復活の真相。ベースモデル候補は2台。HV搭載の可能性も
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一方で、東南アジアをはじめ、豪州や中東、南米などでは「パジェロスポーツ」あるいは「モンテロスポーツ」という先代トライトンと基本設計を共用するSUVが既に存在します。2001年まで日本では「チャレンジャー」というモデル名で売られていたので、ご存じの方も多いでしょう。
パジェロスポーツはタイとインドネシアで生産されており、現行型の発売は2015年。時系列を考えると、近々モデルチェンジを迎えるはずで、PPVをパジェロスポーツの新型と考えれば辻褄が合います。ただそうなると、前述したチャレンジ2025で登場した新型車12台の中には、ほかにパジェロらしきSUVは見当たりません。
ということは、PPVこと新型パジェロスポーツが、日本ではパジェロを“名乗るの”でしょうか?
現行パジェロスポーツのボディサイズは全長4840×全幅1815×全高1835mmで、最終型パジェロ(ロングボディ仕様)と比較すると、全長と全幅が60mm、全高が65mmずつ小さくなっています。特に全幅は、メイン市場であるアジアの交通環境を鑑みてか、いくぶん小さめの印象です。
また、そもそもパジェロよりも下のクラスに位置するはずのパジェロスポーツが“パジェロ”を名乗るというのは、根強いパジェロファンには少し抵抗がありそうです。となると、そのままの形で日本に導入するのではなく、パジェロらしいイメージをもたせるため、各部に変更を加えることも予想されます。
パワートレーンについては、パジェロといえばディーゼルエンジンの印象がありますが、トライトンの2.4リッターディーゼルターボエンジン(最高出力204PS/最大トルク470Nm)は、すでに最終型パジェロの3.2リッターディーゼルターボエンジン(最高出力190PS/最大トルク441Nm)のスペックを上回っていることからも、そのままとは言わずとも、新型パジェロに搭載されても不思議ではないでしょう。
また、トライトンにハイブリッドモデルを開発中との情報もあるので、新型パジェロにも同じハイブリッドが設定されるかもしれません。チャレンジ2025では、PPVが公開される時期は2025年あたりとなっています。また、先述の報道などから日本には2026~2027年あたりに導入される可能性が高そうです。
(終わり)
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