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新型カムリのウソみたいな燃費と静けさ。これは大化けするかも

グロさギリギリの大胆セクシー路線は危機感の表れ

中身もさることながら、まず小沢がビックリしたのはデザイン。見れば分かる通りの「これがカムリか!」的な衝撃のセクシーフォルムで、中でも分かり易く驚いたのは明石家さんまもビックリの超ワイルド出っ歯マスク!

聞けば「トヨタのキーンルックの延長」で、確かに顔つきやバンパー下の横スリットはカローラシリーズにも使われてるモチーフなんだけど、そのアゴからクチを大開放して歯グキを見せつけるような造形は割と異様。グロさギリギリの大胆セクシー路線ですよ。

しかも今回はTNGA、つまり現行プリウスから始まったトヨタの新プラットフォーム戦略に則っていてボディ骨格から一新。結果、キャビンをなるべく後にし、前後をメチャメチャ絞ったFR的セクシーフォルムを獲得していて、全幅にしても「クラウン」より広いのだ。

インテリアも凄くて、インパネは大胆なクロスのたすき掛けデザインで、大胆かつ優美。一部質感や樹脂のタッチなんかは相変わらずトヨタっぽさも残ってますが、センターコンソールのきらめくウッド調パネルなんかカッコいいし、斬新さもかなりのもの。

聞けばここにはトヨタ独特の危機感があって、北米じゃ時に年間40万台売るドル箱セダンだけど、最近「食パン」とか「バニラアイス」と呼ばれて存在感は薄まりつつあった。

オマケにアチラじゃセダンそのものが全然ダサくない。直接ライバルじゃないにせよ、EVセダンの「テスラ」は今カッコよくてイケてるクルマの代表選手だし、「このままじゃ早晩カムリは飽きられる」と開発陣は焦った。その結果がこの超セクシーフォルム&明石家さんまマスクの採用なわけよ。

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