ウラカン試乗、スーパースポーツの未来を想う
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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まず驚くのはエンジン音だ。真っ赤なイグニッションを押すと5.2L V10がうなりを上げるが、意外にも音は過度なチューニングがなされていない。最近、これって“走るF1舞台装置?” と思えるほどいきなり♪ファーン! と叫び始めるスーパーカーが多いが、ウラカンは意外なほど本格的。そこの演出はチト違う。
走り出してもそれはすぐ感じる。パワーと迫力はハンパなかったが、正直、繊細でセンシティブか? と言われると少々疑問が残った先代ガヤルドに比べ、ウラカンはいきなりステアリングフィールが繊細。パワステは電気式だけに鈍感になりがちだが、今までよりナチュラル。得られる安心感が最初っから違うのだ。
そこは富士スピードウェイを徐々に攻めこむほどに確信に変わる。当初は610hp&小雨にビビリまくっていた小沢だが、まずそのステアリングのしっとり&しっかりにひと安心。地面を握りしめている感じが圧倒的に濃厚なのだ。ギアボックスも初採用のデュアルクラッチ式7速で、トルク変動が少ないから、コーナリング中に安心してシフトチェンジもラクチン。
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