【意外？真っ当？】SUV全盛のいま、コンパクトハッチバックの「インプレッサ」がスバルで最も人気を集める理由とは

スバル インプレッサ スタイルエディション

走り・安全性・実用性を両立した稀有なモデル

インプレッサは、日常生活に寄り添う“使いやすさ”でも高い評価を得ている。

デザインは派手さを抑えつつ、確かな存在感と普遍的な美しさを持ち合わせており、長く所有しても飽きがこない。

後席は大人がしっかり座れる余裕があり、荷室は奥行きと開口部の広さが確保されているため、買い物や子どもの送り迎えから、旅行やレジャーまで幅広いシーンで頼りになる。シートの座り心地や視界のよさも、日常での疲れを軽減する要素として見逃せない。

価格設定も強みだ。270万円台（税込・諸費用別）からという手の届きやすい水準でありながら、先進安全装備「アイサイト」や水平対向エンジン＋AWDといったスバル独自の魅力をしっかり備えている。

この価格帯で“走りの楽しさ・高い安全性能・実用性”をすべて網羅したモデルは多くなく、コストパフォーマンスの高さは明確なセールスポイントと言える。

ライバルのトヨタ「カローラ」や「マツダ3」が内外装の質感で支持を集めているのに対し、インプレッサは「安心して家族を乗せられる万能車」という立ち位置を確立している。独身層には“走りとデザインを楽しめる相棒”として、ファミリー層には“信頼できる安全な選択肢”として響く。

こうした幅広い層のライフスタイルに対応できる懐の深さが、販売ランキングでスバルのトップに立ち続ける背景なのである。