マジで出るの? 噂の末弟「ミニランクル」は2025年登場が濃厚。「FJ」との関係は?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 86
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2023年11月、トヨタが特許庁に対して、「ランドクルーザー FJ」と呼ばれる商標を登録申請したことが明らかとなりました。
自動車メーカーが特許庁に対して商標登録を申請する代表的なケースとしては、新型車のモデル名が挙げられます。
そのため、このニュースが明らかになって以降、インターネット上にはこの商標に対するさまざまな憶測の声が流れることになりました。
そうした声のなかで、もっとも信ぴょう性が高いとされているのが「『ランドクルーザーFJ』とは『ミニランクル』を表すものではないか?」というものです。
そもそも「ミニランクル」が登場するというウワサが流れはじめたのは、トヨタが2021年12月に開催した「バッテリーEVに関する説明会」で「コンパクトクルーザーEV」というコンセプトモデルが発表されたからです。
その名のとおり、コンパクトなボディのコンセプトモデルは、まさに「ミニランクル」と呼ばれるルックスを持っています。その一方で、これまでのランドクルーザーシリーズにはないBEVであるという点も大きな特徴です。
そして、2023年8月に「ランドクルーザー250」が世界初公開された際、トヨタの取締役・執行役員 デザイン領域統括部長であるサイモン・ハンフリーズ氏がランドクルーザーシリーズに対して「カーボンニュートラルへのさらなる提案」や「より手に入れやすくできないか」ということを考えていることを明らかにしました。
さらに、その発言がおこなわれた際には、コンパクトかつスクエアなボディを持つクルマのシルエットがハンフリーズ氏の後方に映し出されていました。
こうした背景をまとめると、トヨタは「ミニランクル」と呼ばれているモデル、つまり、「コンパクトクルーザーEV」を開発中であり、その市販版に「ランドクルーザーFJ」という名称が与えられると考えることができるわけです。
一方、この説には少々気になる点があるのも事実です。
それが、「ランドクルーザーFJ」という名称です。
「FJ」は、ランドクルーザーシリーズの元祖とも言える40系の型式名称に用いられている、シリーズにとって重要な意味を持つ記号です。
その由来は「F型エンジンを搭載したジープ(Jeep)」の頭文字にあるとされています。ただ、BEVであることが確実な「コンパクトクルーザーEV」にはそもそもエンジンが搭載されておらず、この名称を与えることが適切かどうかに疑問が残ります。
「FJ」を単なる記号として用いていると言われればそれまでですが、過去のモデルとの関連を考えると、また別の可能性が見えてくるのも事実です。
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>>次の新型ランクルはジムニーサイズの本格クロカンEV。商標登録された「FJ」は何を語るのか?
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