市販化望む声多数のマツダ「アイコニックSP」。それでも実現が難しいたった1つの理由
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 42
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 42
多くのコンセプトカーが登場した「ジャパン・モビリティ・ショー2023(JMS23)」において、特に注目を集めていたのが「マツダ アイコニック SP(以下:アイコニックSP)」です。
流麗なボディラインと鮮烈な「ヴィオラ・レッド」が特徴的なこのコンセプトカーについて、マツダは「『クルマが好き』という気持ち、『純粋に楽しいクルマがほしい』というお客さまの気持ちに応える、新しい時代に適合した、新しいジャンルのコンパクトスポーツカーコンセプト」と説明しています。
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この「コンパクトスポーツカーコンセプト」という表現から、アイコニックSPを次期「ロードスター」を示唆するモデルと予測する声も少なくありません。
たしかに、現在販売されているロードスターは2015年の登場からすでに8年あまりが経過しており、そろそろフルモデルチェンジがおこなわれても不思議ではありません。
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さらにいえば、今回のショーでマツダはロードスターを中心とした展示を行なっていたことも、アイコニックSPとロードスターの関係性を感じざるを得ません。
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一方、アイコニックSPに搭載されるのは、2ローターのロータリーEVシステムであると言います。
水素などのカーボンニュートラル燃料とロータリーエンジンで発電した電力でカーボンニュートラルな走行を可能とするだけでなく、コンパクトかつ自由度が高いパワートレインであることから独特な重心の低いプロポーションの実現にも貢献しているようです。
ロータリーシステムとそれを活かした唯一無二のプロポーションを持つモデルと言えば、やはり「RX-7」の名を思い浮かべずにはいられません。この点に注目すれば、アイコニックSPはRX-7の後継モデルであると考えることもできます。
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では、それがロードスターの後継モデルなのかRX-7の後継モデルなのかはともかく、アイコニックSPが今後市販化される可能性はあるのでしょうか。
マツダはアイコニックSPについて、全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mmというボディサイズや、1450kgという車両重量、そして370PSという最高出力など、具体的な諸元を明らかにしています。
そのいずれもが現実的な範囲の数字であり、技術的には達成が不可能なものではありません。
また、内外装のデザインもコンセプトカーにありがちな夢想的なものではなく、一定のモディファイを経て市販できそうにも感じます。
さらに、「2ローターのロータリーEVシステム」を搭載するという点で見れば、マツダはすでに「MX-30 ロータリーEV」を市販化しています。MX-30 ロータリーEVに搭載されるのはシングルローターですが、2ローターもその延長線上にあると考えられます。
アイコニックSPのこうした点を見ると、近い将来に市販モデルの登場を期待するユーザーが少なくないのも無理はありません。
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ただ、アイコニックSPが市販される可能性は低いというのが実際のところのようです。
市場のニーズやコストの面などといった極めて現実的な点もさることながら、「アイコニックSP」というその名前こそが最大の理由です。
「象徴」を意味する「アイコニック」と、「スポーツ」や「スピリット(精神)」などの複数の意味を持つという「SP」を組み合わせたその名前からは、このクルマがあくまでも「次世代のマツダのスポーツモデルやその精神を象徴するモデル」であるというマツダの強い意志が感じられます。
辞書的な意味で言えば、「象徴」はあくまでシンボルとしての存在であり、具体的なものではありません。つまり、アイコニックSPはその名前からして、実際に市販されるものではないと考えることができるわけです。
とはいえ、アイコニックSPが、単なるショーカーとして出展されたとは思えないほどの完成度を誇っているのも事実です。アイコニックSPそのものは市販されなかったとしても、アイコニックSPの要素を受け継いだモデルが今後登場する可能性は十分にあります。
ただし、それがロードスターやRX-7の後継モデルなのか、それともまったく新しいスポーツカーなのかは、マツダのさらなる発表を待つ必要がありそうです。
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