ジープ レネゲードに試乗。ブランド初のコンパクトSUVは遊び心満載
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:篠原 晃一
一方で、想像以上に好感触な走りをみせてくれたのが16インチのタイヤを装着したベースグレードの「オープニングエディション」。ソフトタッチでしなやかな足さばきは、力を巧い具合に受け流す走りで乗り心地の良さが得られると同時に操縦性の良さまで披露してくれる。
山道をそれなりのペースで流すような時は17インチのリミテッドのほうがクルマのロールが少ないため安心感は高まるが、気さくに向き合える走りのキャラクターを求める人にはベースグレードが響きそうだ。
ただ、装備面を比較するとリミテッドにはバイキセノンヘッドライトやフルカラーのディスプレイ、電動調整式のレザーシートに加えて、車線逸脱や前面衝突のリスクを知らせる警報、バックカメラなどの死角を補う機能など、充実した機能が標準装備となるため、約16万円増の価格差を加味したとしてもリミテッドの方が魅力的に映ってくる。
また、後席にも試乗してみたが、ベースモデルのファブリックシートは身体を跳ね返す反力が強く、女性や子供など体重が軽めの乗員が座る場合は身体が落ち着きにくい。頻繁に後席を使ってドライブするケースでは身体が馴染みやすいレザーシートの方が適していると感じた。
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