718ケイマン試乗。切れ味を増した走り&燃費が大幅向上
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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さて、話を現代に戻して、すでに日本でも発表され、受注がスタートしている「718ケイマン」(619万円~)と「718ケイマンS」(813万円~)だが、ヨーロッパ市場では9月末にデリバリー開始となる。今回、スウェーデン第3の都市であるマルメで国際試乗会が開催されたので、その全容をお伝えしよう。
718ケイマンが、従来モデルから大きく変わったのは、まずエクステリア・デザインだ。フロント部分は、ルマン・ウィナーの「919ハイブリッド」から受け継いで、いまやポルシェのアイコンとなった4灯のLEDデイタイムランニングライトを備えたバイキセノンヘッドライト「ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム」が標準となり、最新のポルシェらしい表情にリフレッシュ。オプションではLEDヘッドライトも用意され、一層のハイテク感を演出している。
ボディサイドパネルは一新され、これまで以上に抑揚のあるグラマラスな曲面を持つ前後のフェンダーとサイドシル、そしてニューモデルからターボが装備されたことを主張する大きな開口部を持ったエアインテークが与えられた。リアに向かって絞り込まれたルーフラインとの相乗効果でダイナミックなムードが高められている。
リア周りは718ボクスターと同様に大きくイメージチェンジした。立体的なデザインが特徴的な左右の新しいリアコンビランプの間には「PORSCHE」のロゴを配した3Dのアクセントストリップが奢られ、718ボクスターと同様にパワフルな印象のリアビューを実現した。一見して最新のケイマンと判るデザインは秀逸でスポーティな印象である。
インテリアについても、718ボクスターと同様の変更が実施されている。メーターパネルやエアベントなどが新デザインとなったほか、VWグループのインフォテインメント・モジュール「MIB」をベースとした、タッチ・スクリーンを持つ最新世代の「PCM(ポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム)」が標準装備となり、ハイテックHMIにより上質感や使い勝手がさらに引き上げられた。
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