世界で一番売れている自動車メーカー10位～1位を発表！ 好調、苦戦…それぞれどんな状況？

フォルクスワーゲン トランスポーター

BEVが好調のフォルクスワーゲン、トヨタは5年連続世界一

販売台数第2位｜フォルクスワーゲン（約903万台）

2023年に続いて世界第2位の座に輝いたのは、ドイツのフォルクスワーゲングループです。

フォルクスワーゲングループのなかにはフォルクスワーゲンの他に、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレー、シュコダ、セアトなど多種多様なブランドが含まれています。

北米や南米で好調な販売を記録した一方、世界最大の新車販売市場である中国で苦戦したことで、グループ全体としては前年比2.3%減となりました。

一方で、フォルクスワーゲン「ID」シリーズやアウディ「Q4 eトロン」などの電気自動車（BEV）が好評など、ポジティブなニュースもありました。

販売台数第1位｜トヨタ自動車（約1082万台）

世界一の自動車メーカーの栄冠を手にしたのは、トヨタ／レクサス／ダイハツ／日野などのブランドで構成されるトヨタ自動車グループです。

前年比96.3%ではあったものの、堂々の5年連続世界トップとなりました。

この背景には、北米や中国、欧州といった主要市場でハイブリッド車（HEV）が好調だったことが大きく関係しています。

一方、それにより電気自動車（BEV）の投入が遅れる可能性も指摘されており、今後より一層電動化が進むことが予想される中で、このポジションをキープし続けられるかに注目が集まっています。

11位以降のランキング

11位以降は、スズキ（約325万台）、長安汽車（約268万台）、奇瑞汽車（約260万台）、BMWグループ（約245万台）、メルセデス・ベンツグループ（約239万台）と続きます。

注目ポイントはフォード、スズキ、中国勢以外はすべて前年比減となっており、特に中国メーカーの脅威を感じる結果となっています。

2025年は、このランキングがどのように変化するのか、すでに激しい戦いが世界の各市場で繰り広げられています。

（終わり）

（写真：トヨタ、フォルクスワーゲン、ヒョンデ、BYD、フォード、シボレー、キャデラック、ポルシェ、アウディ、メルセデスマイバッハ、BMW、ボルボ、アルファロメオ、スズキ、日産、ホンダ、ロータス、マセラティ）

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