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Fタイプ試乗。強烈なジャガースポーツ新境地

実用性を切り捨ててまで得た「何か」

ワールドデザインオブザイヤーを受賞したデザインはたまらなく魅惑的だ。スポーツカーにとってルーフラインの美しさはスピード感やセクシーさを表現する大きな鍵となるが、Fタイプはルーフをもっていないにも関わらず、息をのむほどのセクシーさをアピールしている。フロントフェンダーと一体になったボンネットフードや横長のリアコンビランプ、両端を盛り上げた肉感的なリアフェンダーなど、随所にEタイプへのオマージュが見られるが、ノスタルジックに浸っているわけではなく、Eタイプのエッセンスだけを抽出し、モダンデザインのなかに巧く活かしてきたなという印象だ。

モダンと言えば、インテリアにも同じことが言える。ウッドは意識的に排除され、多くの機能を担当する8インチカラースクリーンや新しいスポーツシフトセレクター、随所にあしらったアルミやステンレスが新時代のスポーツカーであることを物語る。リトラクタブル式のセンターエアベントも面白い。一方、あえて液晶ではなくアナログ式メーターを採用しているあたりは、エクステリア同様、モダンになりすぎないための配慮だろう。伝統の大切さを知りつつも、伝統に縛られることの危険性をジャガーはよく知っている。

4470mmという全長にV8エンジンを搭載していることからも容易に想像できるが、Fタイプは決して利便性の高いクルマではない。シート背後に荷物を置くだけのスペースは残っていないし、トランクルームも200Lとかなり小さい。ゴルフバッグはもちろん、大型スーツケースを積むのも無理な相談だ。逆に言えば、実用性を潔く切り捨てることによって得られる「何か」をジャガーは重視したということ。むろん、それはピュアスポーツとしての走行性能だ。

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