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スバルAWDオールラインナップを雪上試乗。その実力と課題を確かめた

本当にマジメなメーカー

急な勾配やモーグル路などが連続するコースでは、SUVモデルのレガシィ アウトバックやフォレスター、XVを試した。中でもアウトバックやフォレスターには「X-MODE」が設定されており、オンにするとエンジン、トランスミッション、ブレーキ、VDCが悪路走行用の制御に切り替わる。

それにアウトバックとXVでは200mm、フォレスターは220mmにもなる最低地上高、下り勾配を走行する時に自動的に一定の速度を保つよう制御するヒルディセントコントロールの効果が相まって、まったく不安の無い走りを試すことができた。

こんな風に強い雪上性能をもったスバル車だけに、当然、降雪地帯のユーザーは非常に多い。それもあって、こうした走破性はもちろん、それ以前に安全走行に必要な視界の確保にも力を割いている。どのモデルを見てもリアワイパーは必ず装着されているし、熱線入りワイパーブレード、ヘッドランプウォッシャー、ヒーテッドドアミラーもほとんどのモデルで標準、あるいはオプションでの装着が可能なのだ。本当にマジメなメーカーなのである。

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