軽自動車からランクルまで。新社会人にオススメしたい国産モデル5選
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 50
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毎年4月になると多くの新社会人が誕生します。
就職した企業や配属される勤務地によっては、クルマでの通勤が必須となる場合もあります。そこで今回は、新社会人になる若いユーザーに向けていまオススメの国産車をピックアップしてみたいと思います。
ただ、ここでいう「若いユーザー」とは、いわゆる「クルマ好き」ではありません。あくまで、自分の新しいライフスタイルを彩るものとしてクルマの購入を検討しているユーザーを想定しています。
また、今回は新車に限定しています。確かに「お金がないうちは安い中古車を買う」という選択肢もありますが、中古車は個々の状態や店選びの判断が難しく新車と比べてリスクも少なくありません。
購入した中古車に不具合が発生し通勤や生活に影響が出る可能性を考えると、保証が整った新車のほうが安心であることは言うまでもありません。また、何よりも「新車を手に入れる」という行為は、新生活を始めるうえで最高に気持ちのよい体験となります。
まずオススメしたいのは、ダイハツ「ムーヴキャンバス」です。
日本独自の規格である軽自動車は、コストパフォーマンスに優れ使い勝手も抜群なため、通勤はもちろん、日常の買い物やちょっとした遠出にまで大活躍することは間違いありません。
また、軽自動車のボディサイズやエンジンには一定の規制があるため、どのモデルも大きく変わらないという特徴があります。つまり、見た目の印象や金額などで選んでも大きな問題にはなりません。
そういった意味で、愛らしいルックスと電動スライドドアによる高い機能性を兼ね備えたムーヴキャンバスは、特にオススメの1台です。
2016年に登場した初代は女性向けという印象の強い1台でしたが、2022年に発売された2代目はユニセックスなデザインへと生まれ変わっています。
たとえば、かわいらしさを強調したい場合には「ストライプス」を、落ち着いた雰囲気を好む場合は「セオリー」を選ぶといったように、グレードやボディカラーによって好みのスタイルを演出することができるのも特徴です。
ターボの有無については、高速道路の利用頻度と予算のバランスから考えるとよさそうです。
性別による「らしさ」を問うこと自体がナンセンスな現代では、ムーヴキャンバスのようなユニセックスなクルマは今後どんどん増えていくでしょう。
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一見、ふつうの軽自動車と変わらないように見える日産「サクラ」ですが、エンジンを搭載せずモーターで走るBEVという点が最大の特徴です。
見た目のとおり、サイズ感や基本的な使い勝手は一般的な軽自動車とほとんど変わりません。一方、アクセルを踏み込むと、BEVならではの滑らかな加速を楽しむことができます。
BEVであるサクラは、自宅に充電設備を設置することが事実上必要不可欠です。ただ、この点をクリアすることができれば、ガソリンスタンドでの給油というわずらわしさから解放されることができるのが最大のメリットと言えます。
ガソリンスタンドでの給油は想像以上に面倒なものです。ガソリンスタンド自体の数が減少しているなか、月に2~3回の給油を毎月繰り返すことによる、時間的なロスは計り知れません。
その点、毎日自宅で充電できるサクラは“タイパ”を重視する若いユーザーにとって最良の選択肢のひとつです。
居住する自治体によってはかなりの補助金も得られるため、条件が整ったユーザーにとっては特にオススメしたい1台です。
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若い時こそ無理をしてでも見栄を張りたいという人も多いものです。適度な見栄は向上心を生むことにもつながるため、決して否定すべきものではありません。
その点で言えば、マツダ「CX-60」は見栄を張りたい若いユーザーにとってはベストな1台と言えるかもしれません。
マツダの新世代の上級モデルとして2022年9月に登場したばかりのCX-60は、マツダらしい美しいエクステリアと上質なインテリアを持ち、その堂々たるたたずまいはこれまでの国産車とは一線を画したものとなっています。
CX-60の売れ筋グレードは500万円クラスの価格帯ですが、ベースグレードであれば実はギリギリ300万円以内で購入することができます。
もちろん、新社会人にとっては決して安くはない価格帯ですが、この価格帯でこの存在感を持つクルマはほかにはなく、「高見え」を狙うユーザーにはベストな選択肢のひとつと言えそうです。
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クルマの購入に対して、家族などからの援助が得られるケースもあるかもしれません。
予算の制約がそれほど厳しくないのであれば、できるだけ機能や装備が充実したモデルを選びたいところです。しかし、あまりに派手なクルマを選んでしまうと、悪目立ちしてしまう可能性もあります。
そこでオススメしたいのが、トヨタ「カローラスポーツ」です。
日本ではあまり目立っていないカローラスポーツですが、世界で最も売れているクルマのひとつであり、その性能の高さは折り紙付きです。
コンパクトなモデルでありながら、オプションが充実しているのも大きな魅力です。
仮に、最上級グレードの「ハイブリッド G“Z” 」に対してオプションをフル装備すると、乗り出し価格は400万円近くにもおよぶなど、見た目以上に上質な1台へと仕上げることができます。
>>カローラスポーツ(ハイブリッド)のグレード詳細はこちら
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一方、多くの人にとって「カローラ」は大衆車の代名詞であるため、よほどクルマに詳しい人でない限りは「堅実なクルマ」に見えることでしょう。それでいて、国産車トップクラスの機能装備を備えることもできるため、悪目立ちを避けるには最適な1台と言えます。
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最後に紹介するのは、トヨタ「ランドクルーザー300」です。「ランクル」の愛称で知られるランドクルーザー300は、多くの人が憧れる国産クロスカントリー車の金字塔です。
その迫力あるボディや卓越した悪路走破性能、高級感あふれる内装は、インパクトが大きいことは言うまでもありません。
ただ、ランドクルーザー300はエントリーグレードでも510万円と、一般的な新社会人が手の届く価格帯のモデルではありません。
しかし、「残価設定ローン」を駆使することで、意外にもリーズナブルにランドクルーザー300を手に入れることが可能です。
世界中で根強い人気のあるランドクルーザーは、中古市場でも高価格が維持されている、「リセールバリューが高いクルマ」の代表格です。
たとえば、「残価設定ローン」を利用すると、3年後には車両価格の約70%という驚異のリセールバリューが保証されます。つまり、ユーザーは残りのおおよそ30%に相当する金額を3年(36回払い)で支払えば、ランドクルーザーを手に入れることができる計算になります。
510万円のエントリーグレードを「残価設定ローン」を利用して購入した場合、3年間で支払う金額は、金利分も含めて約200万円程度となります。月々の支払額は5万~6万円となり、新社会人でも決して支払えない金額ではなくなります。
もちろん、「残価設定ローン」にはデメリットも少なくありませんし、そもそも審査に通らない可能性もあります。
加えて、金利負担が大きいことから、インターネット上には「残価設定ローン」を「ボッタクリ」と批判するコメントも散見されます。
確かに、総支払額を少なくするためには現金一括で購入するのがベストであり、その意味では「残価設定ローン」は損と言えるかもしれません。
しかし、月に5万円の貯金をしたとしても、510万円を貯めるのに9年近い歳月が必要です。金利と引き換えにその歳月を短縮化できるのは「残価設定ローン」の大きなメリットです。
繰り返しになりますが、計画性のないローンは身を滅ぼすため、誰にでもオススメすることはできません。しかし裏を返せば、きちんと計画できる人であれば、「残価設定ローン」は、少ない資金でも想像以上のクルマを手に入れることができる有益なツールとなりえるかもしれません。
ただ残念ながら、2023年2月現在ランドクルーザーは新規の受注を停止しています。ランドクルーザーを手に入れるためには、来たるべき受注再開の時を待ち、さらにその後の長い納期を待つ覚悟が必要となりそうです。
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