【覚えていますか?】セリカ、インプレッサ、ランエボ…国産勢と渡り合った美しき名車、ランチア「デルタ」の魔力
掲載 carview! 文:横田 宏近 11
掲載 carview! 文:横田 宏近 11
ラリーフィールドで大成功を収めた傑作スポーツモデル、それがランチア「デルタHF インテグラーレ」だった。
ランチアは、世界ラリー選手権(WRC)の車両規定が市販車ベースの「グループA」に変更されたのに伴って1987年に「デルタHF 4WD」をデビューさせた。
このモデルは、1979年にジウジアーロデザインのシャープなボディで登場したコンパクト2BOXカー、「デルタ」に2.0Lターボ(165ps)を搭載し、フルタイム4WD(駆動力配分は56対44)を備えたスポーツグレードだった。車両の性格としては必ずしもWRC参戦をメインに開発したモデルではなく、シリーズ最強ロードモデルという色彩が強かったという。
しかし、デルタHF 4WDはデビュー戦であるモンテカルロラリーでデビューウィンを飾るなど快進撃を見せ、年間チャンピオンの栄冠をランチアにもたらした。その結果、デルタHF 4WDのキャラクターはロードスポーツではなく、コンペティションモデルへと完全に変わった。
1988年モデルから「勝つためのリファイン」を積極的に展開。車名に「無欠の、完全な」の意味を持つ「インテグラーレ」の文字が加わった。それは勝利を目指すランチアの決意の表れだった。
(次のページに続く)
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