フェラーリ カリフォルニア 夜の湾岸を駆ける
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
2009年にデビューしたカリフォルニアは、最近登場したばかりのV12+4WDのFFを別にすれば、現行フェラーリで最も実用性の高いクルマだといえる。同じくV8エンジンの458イタリアがミドエンジンであるのに対して、オーソドックスなフロントエンジン後輪駆動を採用、それゆえコクピットには狭いながらリアシートが備わっていて、大人2人+子供2人というファミリー乗車が可能な居住空間が与えられている。<定義:1>に照らし合わせると、スポーツカーとしてはかなり居住性寄りのクルマであるように思える。
とはいえそこはフェラーリ、快適さのためにドライビングプレシャーを犠牲にするなどあり得ない。フロントエンジンながらギアボックスをリアに配置するトランスアクスル方式を採用して、47対53というリアヘヴィな重量配分を達成、スポーツカーらしいハンドリングを追求しているし、一見クーペに見えるアルミ製トップも電動で開閉可能で、スイッチを押せばたった14秒で爽快なオープンエアドライビングの準備が完了する。
そんなスポーツカーの頂点にあるフェラーリもエコの波には逆らえず、最新仕様カリフォルニアは、HELE=ハイエモーション/ローエミッションなるシステムを搭載している。それは、エンジン周辺の補機類やギアボックスの変速パターンまでキメ細かく制御して、クルマが消費するエネルギーを最小限に抑えようというもので、そのなかには「ストップ&スタート」システムという名のアイドリングストップも備わっている。
結果、燃費に直結するCO2排出量は299g/kmから270g/kmに減少、都心部のみを走れば「ストップ&スタート」の恩恵で約23%もの減少が可能だという。しかもHELEはその前半がハイエモーションを意味するように、エンジン周辺のパワーロスを減らすことで最大25Nmのトルクアップを果たし、ドライビングプレジャーの向上にも役立っている。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
2025年《冬》注目モデル購入情報『ステップワゴン』
VWグループの商用車「TRATON」、次世代モジュラープラットフォーム開発を加速
1回の給油で440km走る新型“原付二種スクーター”!! プジョーからコンパクトGTスクーター「プルシオン EVO 125」登場
自動運転バスは本当に安全? 1.1億円超の高コスト・赤字リスクが示す「運用&統治」の辛らつ現実
俳優「笹野高史」が“出会った”「高級スポーツカー」どんなモデル? 「出逢ってとてもラッキー」なアメ車とは
ル・マン制覇は未だ色褪せぬ偉業。ブルツをテストで起用したTEAM GOHが目指す『SFから世界へ』
2026年の干支を祝う「馬」デザインなG-SHOCK! 伝説の馬とゴールドのパワフルな一本で新年の気分を盛り上げよう
ファンティック・キャバレロ700用パーツ新登場! モータリストがセプター・レーシングの5製品を販売開始
670馬力のスバル『レオーネ』爆走、『ジムカーナ』最新作公開…史上最大ジャンプにパストラーナが挑む
1000馬力超V6ツインターボ「F1マシン」が幕張を爆走!? WRCマシンも激走!? 来月1月は幕張メッセへ
佐川急便の大型中継センター、九州自動車道「福岡」IC近くに着工…2028年稼働へ
自動車の踏切事故を減らせるか? 名鉄ら5社が全国初の実証実験 AIが危険を検知→ETC2.0で警告
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
「ハイラックス」が火をつけた国内ピックアップトラック人気。三菱「トライトン」に続いていすゞ「D-MAX」やマツダ「BT-50」もアリじゃない?
【指摘】トヨタ「新プロジェクト」への違和感。「センチュリー」と「LS」は“ドイツの名門”と同じ轍を踏む可能性?
【複雑】フルモデルチェンジに一部改良、“ビッグマイナー”や“〇〇相当”…なぜ呼び名が違うのか。具体的な定義はある?
販売終了から1年半、三菱「RVR」復活か。コンパクトSUV「エクスフォース」の国内仕立て説が濃厚
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!