【約3割は初スバル】なぜ他社ユーザーが新型「フォレスター」を選ぶのか？ その理由を4つの視点から探る

新型フォレスター

スバルらしくないデザインが他社ユーザーを惹きつける

要因その2

フォレスターに他社ユーザーが関心を寄せる理由は、パワートレイン以外にもある。それが、今回のフルモデルチェンジで大きく変更されたデザインだ。

近年のスバル車は、六角形を基調とした「ヘキサゴングリル」とC字型デイライトの組み合わせがフロントデザインの特徴となっていた。しかし、新型フォレスターではこの基本フォーマットを見直し、ワイド感と厚みを前面に押し出した新しいデザインに刷新された。

従来のスバルの開発手法では、安全性能などの要件を起点に開発が進められ、デザインはその制約内で調整される流れが多かったが、今回はデザイナー主体でスタイルを描き、そこに性能要件を合わせていくという流れが採用されたという。

このデザイン変更の目的のひとつは、既存ユーザーだけでなく、より広い層へ訴求することであった。実際、フロントフェイスの変化や新しいプロポーションが、これまでスバル車に接点のなかったユーザーの関心を引く一因になっていると販売現場でも語られている。