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6シリーズ グランクーペ BMWの新たな方向性

パッケージの妙味

最近の新型車見ると、自動車開発におけるパッケージの重要性について考えさせられる。たとえスポーツカーであっても実用性は重要だ。タイヤをどこに配置し、ドライバーや乗員をどのように座らせ、エンジンやギアボックスをどこに配置するのか? こうしたレイアウトと、実際のデザインをどう具現化していくのかが腕の見せどころだ。

新世代BMWの魅力は、バウハウスから連綿と続く機能主義に、独自の美意識を持ち込むことに成功したことかもしれない。エレガントで機能的な4ドアクーペは、BMWの新しいフラッグシップになれる可能性があるが、それにはグランクーペがどのくらいの実用性を持っているのかが重要だ。

BMWはまず、6シリーズを先行して開発し、その経験を生かして4ドアクーペの開発に挑んだ。ホイールベースは2ドアクーペよりも113mm長く、4+1名乗りが可能で、トランクは460リッター、リヤのシートバックを倒すと1265リッターのラゲージとして利用できる。V8エンジンの650iにはXドライブ(AWD)も用意されるからオールラウンドなグランドツーリングが可能だ。

6シリーズのシャシーは7シリーズのアーキテクチャーを使っていることで、リヤを操舵する「アクティブ・ステアリング」が備わるのが特徴だ。車速に応じてリヤのトー角が可変するが、60km/h以下の低い速度では最大2.5度の範囲でトーアウト(逆位相)に動きいて小回り性能が増す。60km/h以上ではトーイン方向に動き、例えば、200km/hでは最大トー角はイン側に0.5度可変する。ステアリング・ギア比は可変なので、速度に応じてダイレクト感が変わるのだ。

走行モードは「コンフォート・プラス」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」、「ECO PRO」を選ぶことができる。ダンパーやDSCの閾値、ステアリングの重さが変わるのだが、「スポーツ・プラス」にするご多少のドリフトを許容してくれるのは嬉しい。

ボディロールは前後に備わるアクティブ・アンチロール・スタビライザーで制御され、ハンドリング特性がつねにニュートラルステアを保つように前後のロール剛性配分が決定される。

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