【マツダ2じゃない！】新型ハッチバック「ビジョンクロスコンパクト」が令和の「デミオ」では…と話題に！ 数字じゃない“名前”で呼びたくなる理由とは

オートザム レビュー、ベリーサ

かつての“個性派コンパクト”を思い出させる佇まい

それでも筆者は、単なるマツダ2の未来形ではないと考えています。なぜなら、このスタイリングには数字の車名が似合わないからです。

実際、JMSのマツダブースでビジョンクロスコンパクトを見た瞬間、思わず口をついて出た言葉がありました。「これは令和の『レビュー』だな」と。

レビューを知らない読者もいるかもしれません。それは、バブル期にマツダが「オートザム」ブランドで販売していたコンパクトセダン。丸みを帯びたCピラーから小さなトランクに繋がる独特のシルエットが印象的な一台でした。

この発言に対し、近くにいた人からは「いやいや、ベリーサっぽいですよ」との反応。確かに、2004年登場の「ベリーサ」も本革シートを備えた“小さな高級車”として人気を集めたモデルでした。

どちらも当時のデミオと共通プラットフォームを採用し、「ひと味違うマツダのコンパクトカー」として独自の存在感を放っていました。