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MINIクーペ試乗 最強のゴーカートフィール!

BMWの深謀遠慮

BMWが手掛けたMINIが登場したのはちょうど10年前の2001年。オリジナル・ミニの伝統を活かしながら、モダンで高品質でスポーティなモデルとして生まれ変わったMINIに、僕は大きな興奮を覚えた。しかしそれと同時に、ある疑問を抱いたのも事実。第一歩は素晴らしい。文句なしだ。でも長期的な視点で眺めたとき、MINIはこれからどんなビジネスをしていくのだろう? と。

ニュービートルは数あるVWラインナップの1モデルに過ぎないし、後に登場したフィアット500もそう。旬を過ぎたらやめればよし、という軽いノリでも成立する。しかしBMWはMINIを単なる1モデルではなく独立したブランドと位置づけ、巨額の投資を実行した。これは、新しい自動車メーカーをひとつ作り、ビジネスを長期にわたって継続していくという宣言に他ならない。

長期ビジネスをする上で避けて通れないのがモデルチェンジとラインナップの拡大だ。しかしMINIの原点がオリジナル・ミニにある以上、ミニらしくないMINIなどあり得ないわけで、そこに「縛り」が生まれるのは自明の理。案の定、2代目となる現行MINIは、オーナーでもなければ初代との違いがわからないぐらいの超キープコンセプトで2006年に登場した。

 

相変わらずの見事なMINIっぷりに安心する一方で、僕としては2代目に対しどこか手詰まり感のようなものを感じた。今回はひとまずキープコンセプトで凌いだけれど、いつまでもこの手法を続けていくわけにはいかないのでは? という。オリジナル・ミニへのリスペクトを保ちつつ、いかに継続性を保っていくかというグランドデザインが見えてこなかったからだ。

 

しかしその後、BMWの深謀遠慮ぶりに舌を巻くことになった。彼らはMINIに普遍的な価値を与えるべく、矢継ぎ早にアクションを起こしてきたのである。

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