新型XC40/V40が見えてきた。2017年から加速するボルボの野心
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ボルボ・カー・コーポレーション、島下 泰久
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ボルボ・カー・コーポレーション、島下 泰久
パワートレインは内燃エンジンはもちろん、PHVやEVなど幅広く設定する。「T5 Twin Engine」の名が与えられるPHVは、3気筒1.5Lターボエンジンに電気モーターを内蔵する7速DCTを組み合わせたもので、「XC90」のPHVと違って前輪駆動となる。DCTの片方のインプットシャフトに電気モーターが接続された構造は、ホンダがフィットなどに使っている「i-DCD」とよく似ている。システム最高出力は250psを実現するという。
50km以上のEV走行距離を実現する9.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーは、センタートンネル内に収められる。これはCMAが当初からPHVの設定を前提にしていたからこそ出来たもので、室内スペースを侵食しないだけでなく運動性能、そして衝突安全性能にも貢献する。
EVについては、まだスペックの詳細は明らかにされなかったが、最大航続距離は350kmを実現したいとしている。そうなるとバッテリーはかなりの大容量となるはずである。
ボルボは2025年までに100万台のEV/PHVを販売したいとしている。この40シリーズが担う役割は、非常に大きいに違いない。
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