トヨタ スープラ試作車は限界域でピーキーな走り。86とは世界が違う
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:望月 浩彦
最後バージョンアップ前のプロトモデルではあるが、2019年の年始の北米デトロイトモーターショーで正式発表される「トヨタ スープラ」に袖ヶ浦サーキットで試乗した。
と言っても内外装は偽装やカバーがされた状態だし、スペックも未発表。今回は乗り味の第一印象を中心に、巷の噂話も踏まえながらレポートしていこう。
率直な印象はスポーツカーというよりハイパフォーマンスカーだ。街中や高速道路も走らないと総合的な判断はできないし、雨の袖ヶ浦サーキットでは全ては把握できないが、本質は変わらないはず。いや“もう一つのエンジン”ならあり得るのか…?
…とまぁ、情報が少なすぎて冒頭から謎めいているが、テスト車両&雨の走行環境に限って言えば、「純粋に楽しい!」というより、やや緊張感を伴う走りを見せた。
人によって捉え方は異なるだろうが、スポーツカーとハイパフォーマンスカーは少々カテゴリーが異なる。ドライバーとの距離感が近く、操っている感が強いのがスポーツカー。ロータスの各モデルや「マツダ ロードスター」や「トヨタ 86 / スバル BRZ」などが典型的だろう。軽さ、コンパクトさ、レスポンスやダイレクト感などを軸に、楽しさや気持ち良さなどが得られるモデルだ。
ハイパフォーマンスカーはスポーツカーの要素を踏まえつつも速さを追求するモデルで、パワー、タイヤのグリップ、強靭なボディなども重視される。国産車では「スバル WRX STI」や「日産 GT-R」などが挙げられるし、ドイツ勢が強い領域だろう。スープラは間違いなく後者に属する。
ハイパフォーマンスカー方向に振れたのは、トヨタにはスポーツカーとして86があるからだ。ただ正直、タイヤが温まりグリップが出てくるまで僕の腕では手に余り、緊張感の方が大きかった。路面がドライであれば、このモンスターを手なずけ、緊張感すら楽しめる土台が揃うはずだが、ドライに合わせたクルマを雨の中で乗るような、操りにくさを感じた。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
アロンソとその父親、マクラーレンのザク・ブラウンの招待でヴィンテージレーシングカーをドライブ。セナのMP4/5も!
ちょっと丸くなった? メルセデスベンツ『GLB』次期型…EV仕様の登場で EQB は消滅へ!
AGC、「CES 2025」に次世代コックピット技術を出展へ
オフロードレース=モトクロスだけではありません! 「エンデューロ」とは?【バイク用語辞典】
ホンダと日産、経営統合へ協議開始 「資本の論理」で主導権はホンダ ブランドは継続
いまのご時世「200万円」は安い! 「人がたくさん乗れるトヨタ車」なぜ人気? 5人&7人仕様の「シエンタ X」どんな人が買う? 販売店に聞いてみた!
【名車復活!】アイコンモデルが帰って来る!早ければ2025年に公式発表か?トヨタ製スポーツクーペ セリカ復活!最新情報!
ホンダ『N-VAN e:』リコール…サイドカーテンエアバッグが正常に展開できないおそれ
伝説のレーシングポルシェ“ナナサンカレラ”風のダックテールがテーブルに! 157万円の落札価格は「レース史を体現したアート」としては格安か
ガソリン1Lで「約28km」も走れる「軽」あった! 「ガソリン価格“10円値上げ”」だから低燃費がイイ! 新車「90万円台」から買えるモデルも! エコな軽自動車“トップ5”とは?
東南アジアでは珍しい自国自動車ブランド「プロトン」「プロドゥア」をもつマレーシア! どちらも「どこかで見たような……」なクルマが多いワケ
「こんなに政治的になるとは」ラッセル、GPDA理事のお仕事にボヤき漏らす。FIAには協力姿勢維持
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!