「CR-V」にハイブリッドが出るってマジ? “悲運のベストセラーSUV”が日本で二転三転する理由は、ホンダの“企業気質”にあった
掲載 carview! 文:山本 晋也 49
掲載 carview! 文:山本 晋也 49
ホンダ「CR-V」といえば、トヨタ「RAV4」につづきニッポンのクロスオーバーSUV市場を開拓した“初期メン”といえるモデルとして知られています。1995年秋に発表された初代CR-Vの開発コンセプトは『乗用車感覚の四輪駆動車』 でしたが、まさしくクロスオーバーSUVの定義そのものといえる革新的モデルでした。
CR-Vは北米を中心にグローバルでは人気モデルとして君臨し続けますが、ボディが大きくなったことが嫌気されたのか日本での人気はいまひとつで、2016年、4代目のモデルライフ(2011~2018年)の途中で、日本向けモデルは終了してしまいます。
>>【日本でも人気化しそう】CR-V北米モデルの内外装デザインをギャラリーで見る
2020年、5代目が突如復活しますが、北米では2018年に登場していた“2年落ち”のモデルとあって新鮮味は感じられず、“世界で最も売れているモデルの一台”であるにも関わらず、日本では印象が薄く、2022年にふたたび販売終了 してしまうのです。
しかし、約1年半のブランクを経て、ふたたびCR-Vは復活します。それが2024年7月に発売開始となった「CR-V e:FCEV」です。車名の後ろにつくアルファベットからも想像できるように、燃料電池車となりました。
とはいえ、CR-V e:FCEVはリース販売専用で、価格は800万円オーバー。250万円の補助金を考慮しても、一般ユーザーには高価なモデルです。燃料電池車というだけでマイカー候補に挙がることはほとんどないでしょう。
(次のページに続く)
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