【一足先に試乗!】マイナーチェンジ版、日産「エクストレイル」登場。 ニスモ&オーテック仕様の走りを公道風テストコースでチェック
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車 4
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車 4
そんなマイナーチェンジ型エクストレイルの標準モデルで最上級グレードの「G e-4ORCE」を、日産追浜試験場にある公道を模したテストコースで走らせてみた。
パワーユニットや足回りなどは従来型と同様となるマイナーチェンジ型G e-4ORCEの舗装路における走行フィールは、「軽やかで安楽」というフレーズが似合うニュアンスだ。
全長4690mm×全幅1810mm×全高1720mmというなかなか立派な寸法と、車両重量1750~1780kgというウェイト、そして硬派で本格的なe-4ORCEシステムのイメージからは「重厚」というニュアンスが想起されるが、実際のそれは、良くも悪くもアメリカ車的な「軽めの操作感でもって安楽に走り続けることができる」というような個性を持っている。
その個性に、冒頭付近で申し上げた内外装や各種機能の上級化・上質化が加わると、確かにG e-4ORCE(2列シート)の場合で494万6700円という車両価格にも、まずまずの説得力は生まれてくる。
特に、日産の国内販売モデルに今回初採用された3Dビュー機能とインビジブルフードビュー機能を搭載した「インテリジェントアラウンドビューモニター」は、街なかにおけるSUVの安全な運行に大きく寄与するだろうと感じた。
また今回、地点登録機能が新たに追加されたインテリジェントアラウンドビューモニターの「フロントワイドビュー機能」も、見通しの悪い丁字路を通る際や車庫から出る際などに、交通事故発生のリスクを確実に減じてくれるはずだ。
そしてそのほかにもこまごまとしたアップデートを行うことで、「上質な中型SUV」にふさわしい利便性と快適性を獲得したマイナーチェンジ型エクストレイルは、そういうSUV、つまり「普通に快適で便利な、上質感のある中型SUV」を求めるユーザーには、悪くない選択肢であると感じられた。
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