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元ISオーナー島下泰久 進化したISに微笑む!?

小幅な意匠変更が物語るもの

フェイスリフトの定番メニューと言えば、内外装の意匠変更だが、新しいISの外観はその場で並べてでもみない限り、違いを指摘するのが難しいくらいの小幅な変化に留まる。変わったのはフロントグリル、前後バンパー、テールランプ、アルミホイールの意匠と、ターンシグナル内蔵ドアミラーの採用といったところ。現行モデルのオーナーにちょっとした嫉妬心を植え付け、しかし一方で一般的には変わらないISと映るぐらいの、非常に小さな違いである。この小幅な変化はつまり、決して悪くはない現在の販売状況を反映していると言えるはずだ。

内装についても、違いはわずか。すぐに解るのは、標準グレード以外へのカードキーの採用、そしてダッシュボード中央のエア吹き出し口やナビ画面周辺のスイッチの形状が変更されたことくらいだ。但し、バージョンLには本木目ステアリング&シフトノブも用意。またヌバック調ファブリックシートの標準グレードへの採用拡大、オーキッドブラウン&エクリュのカラーコンビネーションの変更など、華やかに仕立てる選択肢が大いに広がっているのは朗報と言える。

面白いところでは、スイッチ類のレタリングを英語表記とすることも可能になった。但し、そこまでやるなら180km/h表記のスピードメーターも何とかしてほしかったところではある。また、ステアリングシフトパドルのレスオプションも新たに設定された。

レクサスがスポーツセダンと謳うISではあるが、実はオーナーの中で女性が占める比率が非常に高いのだという。特にインテリアの変更については、その辺りが如実に反映されていると言えそうである。

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