ついに出揃ったMクラスミニバン御三家を先進安全装備で比較
掲載 carview! 文:小林 秀雄 25
掲載 carview! 文:小林 秀雄 25
発表が新しい順に、「日産 セレナ」、「ホンダ ステップワゴン」、「トヨタ ノア/ヴォクシー」の新型がそれぞれ登場し、いよいよガチライバルの3車が出揃ったMクラスミニバン。今回は各車に採用されている先進安全装備の内容をおさらいし、最後にコスパを比較してみましょう。
>>セレナのグレードや価格情報をチェックする
>>セレナの専門家とユーザーのレビューをチェックする
<上の写真:セレナ>
まずは一番新しい日産セレナから。なんといっても注目は、新設定された最上級グレードの「e-POWER ルキシオン」にプロパイロット2.0が搭載されたことです。状況に応じて同一車線内でハンドルから手を離すハンズオフを実現。走行速度40km/h以上もカバーします。追い越し時にはシステムが車線変更を提案し、ハンドルに手を添えてスイッチで承認すると車線変更の操作も支援してくれます。
また、「e-POWER ルキシオン」には駐車支援システムのプロパイロット パーキング、車外から専用キーで遠隔操作を行うプロパイロット リモート パーキングも標準装備。高速道路における走行支援のみならず、駐車時の支援機能も充実しています。
そして従来のプロパイロットは全グレードに標準装備。2台前を走る車両の車間・相対速度を検知して、玉突き事故回避を支援するインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、前方の歩行者や車両との衝突回避を支援する衝突回避ステアリングアシストなども標準装備となっています。
また、グレード別にメーカーオプションとして設定されているNissanConnectナビゲーションを装着すると、プロパイロットにはナビリンク機能が追加されます。地図情報から事前にカーブやジャンクションの大きさを把握し、スムーズに曲がれるよう速度コントロールを行います。
>>ノア ハイブリッドのグレードや価格情報をチェックする
>>ノア ハイブリッドの専門家とユーザーのレビューをチェックする
<上の写真:ノア>
次にトヨタのノア/ヴォクシーに行ってみましょう。セレナに負けず劣らず先進安全装備は充実しています。Toyota Safety Senseの中でもコアとなるプリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロール、パーキングサポートブレーキなどは全グレードに標準装備されています。
それらに加えて、0~40km/hの一定条件下でハンズオフアシストを実現するアドバンスト ドライブ、遠隔操作も含む駐車支援システムのアドバンスト パークをグレード別にメーカーオプションとして設定。そのほか歩行者などとの衝突回避を支援する緊急時操舵支援機能もオプション設定となっています。
>>ステップワゴン エアーのグレードや価格情報をチェックする
>>ステップワゴンエアーの専門家とユーザーのレビューをチェックする
<上の写真:ステップワゴン エアー>
最後にホンダのステップワゴンです。渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、衝突軽減ブレーキ、車線維持支援システムなどを統合したHonda SENSINGは、全グレードに標準装備。歩行者事故低減ステアリングも同じく全車に標準で備わっています。ステップワゴンも充実した予防安全機能を備えていますが、セレナのプロパイロット2.0やノア/ヴォクシーのアドバンスト ドライブのような条件付きハンズオフアシストは採用されていません。同じくプロパイロットパーキングやアドバンスト パークに該当するような操舵アシストを行う駐車支援システムも採用されていません。
では、それぞれのコスパはどうでしょうか。各モデルのハイブリッド車同士を比較してみましょう。
<上の写真:セレナ>
プロパイロット2.0を標準装備するセレナの「e-POWER LUXION」の車両本体価格は479万8200円です。ハンズオフアシストにこだわらない場合、「e-POWER XV」もしくは「e-POWERハイウェイスターV」にプロパイロットパーキングやNissanConnectナビゲーションなどを含むセットオプション(55万1100円)を加えると「e-POWER XV」が405万200円、「e-POWERハイウェイスターV」が423万7200円となります。
<上の写真:ノア>
ノアの場合は、ハイブリッドの最上級グレードである「ハイブリッドS-Z」の車両本体価格が367万円です。それにアドバンスト ドライブや緊急操舵支援などを含むセットオプション(13万4200円)と、アドバンスト パーク(12万6500円)を加えると393万700円となります。これに車載ナビ付きの10.5インチ型ディスプレイオーディオ(19万300円)も加えると412万1000円となります。
<上の写真:ステップワゴン スパーダ プレミアムライン>
ステップワゴンはハンズオフアシストと駐車支援がそもそも選べませんが、ハイブリッド車は「e:HEV AIR」が338万2500円、「e:HEV SPADA」が364万1000円、「e:HEV SPADA PREMIUM LINE」が384万6700円となっています。ナビゲーションはディーラーオプションとなり、14万8500円~29万2600円の価格幅で3機種がラインナップされています。
>>ステップワゴン エアーのグレードや価格情報をチェックする
>>ステップワゴン スパーダのグレードや価格情報をチェックする
同じハンズオフアシストと言っても、40km/h以上でも条件が整えば使えるセレナのプロパイロット2.0と、0~40km/hの速度内でなければ使えないノア/ヴォクシーのアドバンスト ドライブでは実用上の違いがあります。また、プロパイロット2.0を利用するには有料のNissanConnectサービスに入会する必要があり、通信料がプラスアルファで掛かってきます。
今回は先進技術の内容と有無に基準を絞っていますので、総合的に見るとノア/ヴォクシーの割安感が光っているように感じられます。ですが、クルマ選びの基準は人それぞれ。そもそもハンズオフアシストや駐車アシストに必要性を感じない人にとっては、また別の見方があるはずです。あくまでひとつの参考材料になれば幸いです。
写真:日産、トヨタ、ホンダ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
斬新すぎる「ハイエース」に注目! まさかの「お風呂」搭載の“車中浴仕様”がスゴイ! まるで“移動式露天風呂”なきらTV「風呂エース」の魅力とは?
ヤマハ「トリシティ125」【1分で読める 国内メーカーの現行バイク紹介】
トラックドライバー激怒? 高速道路「深夜割引」で休憩場所がない… 深夜手当増加&SA・PA満車、働き方改革と逆行する新制度の矛盾とは
2024年に一番売れたコンパクトカーはノートe-POWERだった!! 売れてる理由と燃費が向上する新型の発売はいつ???
20台限定の光岡[リューギ ワゴン]にベタ惚れ確定!!! こりゃもう高級SUVじゃない!?
[CX-5e]や[マツダ3e]ってiPhone16eみたいだね!!! 次期型はEVで確定か!?
パジェロミニ買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
2月25日の『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』は豪華5名のレースアンバサダーが登場。お仕事教えて!
アストンのクラッシュで赤旗中断。60分延長のセッション3は6号車ポルシェが最速/WECプロローグ
もうBMW M4キラーだろ!!! ボルボS60ポールスターチューン試乗プレイバック【ベストカーアーカイブス2013】
【詳細データテスト】マツダCX-30 十分以上のパフォーマンス 人馬一体感も健在 乗り心地も良好
レース1はドゥカティのブレガが勝利。BMWラズガットリオグルは2位死守、長島哲太がポイント獲得/SBK第1戦オーストラリア
【あの頃、あいつが好きだった】1988年型日産「シルビア」美しきスペシャルティクーペはしなやかな走りが魅力
【実際どうなの?】レクサス「LBX」ユーザーの過半が満点評価の大絶賛! 本当に死角は存在しないのか?
商用ならぬ“レジャー用ハイエース”? パワーアップ&乗り心地向上の特別仕様車「ダークプライムS」登場
MT車は将来“絶滅”ではなく機械式時計のように“高級化”する。今しか買えないお手頃なMT車は?
話題のキーワード「グリーン鉄」ってなに? 年々縮小される「CEV補助金」はいつ終了になるの?
小雪舞う聖地“群サイ”で行われた峠×ドリフトバトル「DANGER ZONE」を終えて。下田紗弥加の挑戦は続く
【結論】ベンツはいいクルマだった。予算次第だが乗り心地重視の人におすすめのセダン C200 アヴァンギャルド試乗
【日本人歯ぎしり】「ランクル250」の“一番いいグレード”発売が先送りされる残念な理由と予想価格
【5年後は7割減も】“EVを買う人”が知っておくべき「リセール率の落とし穴」の噂は本当なのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!