マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 97
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 97
2019年の東京モーターショーに登場し、翌20年に発売された「マツダ MX-30」。どこの何にも似ていない、同社の他のモデルとも異なるテイストの内外装をまとっていて、新しいマツダを感じさせるクーペライクなクロスオーバーだ。ただユニークなデザインとは裏腹に、24V電源システムを用いたマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ2L直4ガソリンエンジンと6速ATのパワートレーンは、速くも遅くもなく、そして悪くもないのだが、特徴に欠けた。
飛び抜けて燃費が良ければそのことがセールスポイントとなるが、可もなく不可もなくの15.6km/L(WLTC)とあって、どこかぼんやりした印象のクルマに思えた。今風の言葉で言えば、どのクラスタ―向けなのかがはっきりしなかった。気に入って買おうとしている人を止めることはもちろんないが、どれがいい? と聞かれてすぐ浮かぶクルマでもなかった。
それが純粋な電気自動車になるとここまで印象が上がるものかと驚いた。総電力量35.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力107kW、最大トルク270Nmの電気モーターで前輪を駆動する。他社のEVと同じように、特性上、アクセル操作に対するレスポンスがよく、また発進と同時に最大トルクに達するため、スペック以上に力強く感じる。だがEVとしてはかなりマイルドな加速力にとどめている。
例えば「ホンダe」や「日産 リーフ」はアクセルペダルを強く踏んで発進させると、背中がシートに強く押し付けられる加速を見せるが、MX-30の場合、MHEV仕様よりは力強いものの、そこまでではない。もちろんこれは意図的なもので、純粋な内燃機関のクルマから乗り換えて違和感のない程度にとどめているのだ。黎明期のEVは、特性上容易なことに加え、“らしさ”を強調するために鋭い加速力をもたせていたが、普及するにしたがって、スポーツモデルを除き、MX-30のような文化的な加速力にとどめたモデルが増えるだろう。
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